カテゴリー別記事: 論説

それぞれの改憲論

 年明け早々に見たアニメーション映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)は、広島市で生まれ呉市に嫁いだすずを主人公に、彼女が過ごす戦時下の呉の日常を丹念に描き出した。米軍の空襲を受けながらも、生活の片隅にささやかな喜びや希望を見つけ出し、懸命に生きる登場人物の姿に、大きな刺激を受けたことを今も覚えている。

新井淳一さん逝く

 司馬遼太郎の「坂の上の雲」を、新井淳一さんの朗読(録音テープ)で聞かせてもらったことがある。90時間の目安を73時間に早め、聴く人が次を待つ気持ちに合わせたテンポが小気味よく、何よりその声には、心にしみこんでくる響きがあった。

議論をもっと重視して

 朝のラジオ番組で、作家の高橋源一郎氏が思想家の故吉本隆明氏の価値観を紹介していた。

歳月が評価するもの

 仕事場の本立てに並ぶ「20世紀全記録」(講談社)は購入して30年、いまも辞書と同様、日々重宝している一冊である。

風車を見ながら考えた

 千葉県の銚子市で、風力発電用の大型風車が幾本も立ち並ぶ景色と出合った。港町の低い家並みの向こう側に、白い風車がすっくと立ち、長い3枚の羽根がゆっくりと旋回している。