カテゴリー別記事: 論説

サケの回帰に思うこと

 桐生市川内町の千網谷戸にはその昔、狩猟と採集の暮らしを営々と築いた一団がいた。だいたい4千年から2千年前、縄文後期晩期にあたる時代である。

たおやかな語り部

 75歳で亡くなった歌手の島倉千代子さんは1944年から1年の間、空襲の可能性が高まった東京を逃れ、桐生の叔父の家に疎開した。通ったのは東国民学校、いまの東小学校である。

味わいの構成要素

 食の味わいは食材だけで、あるいは料理の腕だけで決まるわけではない。手間がかかっているとわかれば、それだけで一味変わってくるし、場の雰囲気もしかり、工夫のありようは面白みとなり、とにかく構成要素は限りなくあって、しかもそこで得た知恵は心の潤いとなり、豊かな広がりを持つものである。

楽天、一体のちから

 楽天と巨人の日本シリーズ第6戦は、ことしの稲作の締めの作業となる秋起こしで訪れた岩手県の知人の家で観戦した。

気概を受け止める社会

 ことしの夏の「山口・島根豪雨」はまだ記憶に新しい。水害で甚大な被害を受けて、苦境に立たされた萩市の小さな酒造場が、全国からかけつけてきた同士の復旧作業に励まされて再スタートを誓い、後に「生き残ってくれた酒たち」という物語が生まれたと聞いていた。その日本酒「東洋美人」と先日、桐生市内で出合ったのである。