カテゴリー別記事: 文化・芸能

岩宿遺跡に広がり、隣接地からも石器発掘

 「日本文化の起源が旧石器時代にさかのぼることを初めて立証した遺跡」として昭和54(1979)年、国の史跡に指定された岩宿遺跡。みどり市笠懸町の稲荷山と琴平山のほぼ全体、約18・7ヘクタールが指定範囲だが、隣接地の発掘調査で旧石器時代の石器が出土、遺跡の広がりが明らかになった。相澤忠洋さんが発見し、明治大学や東北大学が調査したB地点に近い元染物工場跡の約160平方メートル(F地点)で、みどり市教委では保存に向けて検討。国の史跡に追加指定される可能性もある。

創業300年の矢野、初の通史発刊

 創業300年を迎えた矢野(鑓田実社長)は、記念誌「矢野三百年のあゆみ」を発刊した。初代矢野久左衛門が近江国日野町から行商をはじめて桐生新町に来住したのが享保2(1717)年、2代目久左衛門が寛延元(48)年に二丁目に店舗を構え、時流を見据えつつ信用第一、「有鄰」の精神で商いを続けてきた。近江を出て他国で300年も事業を継続しているのは矢野だけということで、初の通史に近江日野商人館の満田良順館長は「創業300年の老舗は世界遺産に匹敵する稀有(けう)な存在」とたたえている。

茂木健一郎さん発案、6月に有鄰館で「夏至祭」

 講演で訪れた桐生市を気に入った脳科学者の茂木健一郎さんが、市内在住の友人らとともに「桐生で面白いことやろう」と発案した初イベント「夏至祭in Kiryu 2017」が6月24、25日、同市本町二丁目の有鄰館で開かれる。茂木さんの講演や、映画「FAKE(フェイク)」の森達也監督との対談、同映画上映、環境から未来を考えるシンポジウム、コンサート、アート作品展示など、多彩な催しで祝祭空間を彩る。実行委員会は「ちょっと知的でアートな催しを、お祭り気分で楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。

「八百屋お七」56年ぶり復活、からくり人形芝居

 昭和36(1961)年の天満宮御開帳臨時大祭で上演された「吉祥寺恋之緋桜(八百屋お七)」のからくり人形芝居が、56年ぶりに復活した。八百屋の娘お七と寺の小姓吉三郎などの人形8体が桐生市本町五丁目の商店倉庫から見つかったのが13年前。桐生からくり人形芝居保存会(石関博会長)では日本芸術文化振興会の助成を受けて精巧なレプリカを作製、舞台装置を工夫して「悲しい恋の物語」を再現。13日に有鄰館で開いた総会前にお披露目し、20日に一般公開する。

ロケついでに同人誌即売会、「きりゅう映画祭」で公開の新作短編

 第7回きりゅう映画祭(10月8日開催予定、桐生青年会議所主催)で公開する新作2短編の一つ、「リクエスト・コンフュージョン」(マキタカズオミ監督)が今月下旬に撮影される。作中の場面となる同人誌即売会のロケを20日、桐生市内で開く。「本当の販売会を撮りたい」との監督の強い希望で、ロケでありながら売買可能な舞台にする。15日まで参加者を募る。