カテゴリー別記事: 医療・福祉

「産後うつ」予防に健診、桐生市が県内初、母乳育児外来助成も

 出産後の母親約10人に1人が経験するとされる「産後うつ」予防や、育児への不安軽減を図り桐生市は6月から、「産婦健康診査」と「母乳外来助成」の2事業を開始する。市によるといずれも県内市町村で初めて。産後2週目の母子の健康状態などを産科医が確認する産婦健診は、母親の疲労や不安を早期発見して支援に結び付ける取り組み。妊娠期から子育て期までの切れ目ない相談支援態勢の強化を図る。

介護職も医療知識を 全20回の講座スタート

 高齢者の日常生活に密着している介護職を対象に医療知識を提供し、日常のケアに生かしてもらおうとする「介護・看護合同学習会」が10日、桐生市総合福祉センターでスタートした。年度を通した全20回の講座で、訪問看護師や認定看護師、医師、歯科医師など医療専門職が講師を務める予定。初回の10日は「正しく循環器疾患を理解しよう!」をテーマに訪問看護師が日常ケアでの注意点などを伝授した。

高精度放射線治療、8日から装置稼働 桐生厚生

 桐生厚生総合病院(桑島信院長)に最先端の放射線治療装置が導入され、8日から稼働することが決まった。従来の放射線治療に加え、がん細胞に対してピンポイント照射し、高い効果を上げながら副作用を最小限に抑える「高精度放射線治療」が可能となる。放射線科の高橋満弘副院長は「高度ながん治療が地域で受けられるようになる。市民のみなさんに利用してもらいたい」と話した。

難病と向き合い絵手紙で感謝を 笠懸町の小島さん

 みどり市笠懸町鹿の小島マサ子さん(69)が心を込めて描いた色鉛筆の絵手紙作品が5月17日まで、美原記念病院(伊勢崎市)のギャラリーで展示されている。難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)で手を動かすことも困難な小島さんだが、1枚ずつ丹精した絵手紙を友人や家族に贈っており、展示作品はその一部。「いろんな人からの助けを絵手紙でお返ししているの。描けるうちに、生きているうちにできるだけ感謝を伝えたい」と朗らかに笑った。

中途失聴・難聴の70歳、大学院を修了

 70歳目前で大学院に進学し、研究生活に挑戦した荒川とみ子さん(70)=桐生市東五丁目=が今春、修士論文をまとめ上げ、修了証書を手にした。中途失聴・難聴という障害を持つ荒川さんは自らの経験をもとに、聴覚障害者の現状、社会生活の場で抱える課題の解決を図り研究。思い新たに「障害への理解を深めてもらえるよう呼び掛けたい。障害を持つ人が孤独にならず暮らせる社会になってほしい」と語った。