カテゴリー別記事: その他

木仏に願い込め 茶臼山で慰霊祭

 東日本大震災の犠牲者を慰霊しようと、震災3年の節目を迎えた11日、桐生市広沢町の茶臼山山頂で、手作りの木仏を奉納する慰霊祭が行われた。近くの保育園児と同山愛好者ら約140人が同山を登り、手作りした木仏約60体を同山頂に奉納。「みんなが幸せになるように」との願いを込めて手を合わせた。

“桐生定住”が6割に 移り行く生活基盤

 東日本大震災から11日で3年を迎える。震災や原発事故で桐生地区(桐生・みどり両市)に避難している人を対象に桐生タイムス社が行ったアンケートで、回答世帯の6割が桐生地区に定住する意向を示した。今回で4回目となる調査のたびに定住意向は増加。帰郷希望は過去最低の2割にとどまった。桐生地区で働く世帯が約5割で、住宅を購入した世帯が4割となるなど、生活基盤が移りつつある現状が浮き彫りとなった。

終わりのない寂しさ、孤立する独居高齢者

 東日本大震災や原発事故で今なお35世帯90人が避難している桐生、みどり両市。震災3年の節目に一歩を踏み出す人がいる一方、孤独感をさらに深めている人もいる。福島県内から桐生市に単身避難している70歳代の佐藤アヤ子さん(仮名)も後者の一人。地元で毎日のように会っていた親友を震災後に亡くし、避難先でもうまく人間関係を築けずにいる。「死にたいと思うこともある。終わりのない寂しさが何よりつらい」とつぶやく。

若手関東一目指す バーテンダー石黒陽子さん

 日本バーテンダー協会(NBA)認定バーテンダーで、桐生市末広町のバー「9(ナイン)」店長の石黒陽子さん(28)が、東京都内で9日に開かれるNBA関東統括本部主催の競技会「第26回ジュニアバーテンダー・カクテルコンペティション」に群馬代表として出場する。若手バーテンダーの登竜門とされる大会で、関東一円の約90人が創作カクテルの出来栄えを競演。石黒さんは「優勝して、支えてくださる皆さまに恩返ししたい」と意気込む。

“桐生っ子”最後の春 もうすぐ3歳、福島へ

 東日本大震災と原発事故で桐生市へ避難後に生まれ、もうすぐ3歳になる“桐生っ子”がいる。福島県大熊町から避難する鈴木祐也さん(29)、理恵さん(26)夫婦の長男・大雅(たいが)君(2)。祐也さんが単身赴任していた同県いわき市と桐生市を行き来する一家は、夏にもいわき市に完全移住する。「家族一緒に暮らすための決断。お世話になった桐生の人たちに感謝したい。長男が桐生出身であることは一生変わりません」と夫婦は笑顔で語る。