カテゴリー別記事: 科学・技術

来年度は市立全幼稚園でも サイエンスドクター事業

 桐生市教育委員会が群馬大学理工学部と連携して、大学院生を各中学校に派遣するサイエンスドクター事業。5年目に入って成果が出ていることから、来年度には市立幼稚園にも派遣する計画で、28日、試行の授業が西幼稚園(籾山まり子園長)で実施された。フランス製ロボット「ナオくん」2台と園児の前に立ったのは鹿貫悠多さん(30)。サイエンスドクターを1年目から務めており、現在は理工学部助教、西幼稚園の大先輩でもある。園児向けに独自の教材を用意して興味を引き出し、考えることを楽しませていた。

非白金触媒による燃料電池、世界初の実用化

 群馬大学理工学部の尾崎純一教授(56)=元素科学国際教育センター長、炭素材料学会会長=が日清紡ホールディングスと共同研究を進めてきた「カーボンアロイ触媒」が、バラード社(カナダ)の燃料電池スタックに採用され、12月から販売されることになった。非白金触媒を用いる固体高分子形燃料電池の実用化は世界初の快挙。尾崎教授は「20代からカーボン一筋に研究してきて、原理の発見から工業化まで見られるのはラッキーです」と笑顔で語る。

資金調達、予想超える額に 11月をめどに起業へ

 除草効果を持つウッドチップモルタル平板の事業化を図り、クラウドファンディング(インターネットによる資金調達)で資金を募った群馬大学理工学部の板橋英之教授(54)は、11月を目途に学内起業する計画だ。資金は目標の50万円の18倍を超える935万円が535人から寄せられ、「予想を上回る支援をいただき、感謝しています」と話している。

上原教授に繊維学会賞、群大から36年ぶり

 繊維学会(会長=鞠谷雄士東工大教授)は今年度の年次大会で、群馬大学理工学部の上原宏樹教授(48)に第43回学会賞を贈る。群大からの受賞は第7回以来36年ぶり。「溶融延伸による高性能繊維・膜の創製」をテーマに研究に取り組んできた上原教授は受賞を喜ぶとともに、「織都桐生の地場産業に貢献したい」と語っている。

群大理工学部の板橋教授、研究成果でベンチャー設立へ

 群馬大学理工学部の板橋英之教授(54)は、除草効果を持つウッドチップモルタル平板の製品化を皮切りに、スギの樹皮を使った土壌改良剤など、研究成果を社会に役立てるベンチャー企業を立ち上げる計画だ。板橋研究室では手始めに、平板の製造機械を購入すべく、クラウドファンディング(インターネットによる資金調達)を開始。軌道に乗れば起業を望む学生の桐生定着を促進し、未来の科学者育成事業も展開するなど、大きな構想を描いている。