カテゴリー別記事: 科学・技術

群大理工学部の板橋教授、研究成果でベンチャー設立へ

 群馬大学理工学部の板橋英之教授(54)は、除草効果を持つウッドチップモルタル平板の製品化を皮切りに、スギの樹皮を使った土壌改良剤など、研究成果を社会に役立てるベンチャー企業を立ち上げる計画だ。板橋研究室では手始めに、平板の製造機械を購入すべく、クラウドファンディング(インターネットによる資金調達)を開始。軌道に乗れば起業を望む学生の桐生定着を促進し、未来の科学者育成事業も展開するなど、大きな構想を描いている。

東京五輪へ準備着々、改良型ベンチ開発

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、東京都農林総合研究センターとともに移動可能なコンテナ植栽の開発研究に取り組んでいる群馬大学理工学部の天谷賢児教授らのグループが、改良型ベンチを披露した。従来のものより車いす利用者がゆったり使える構造に変更。今後1カ月ほど桐生市東久方町の四辻の斎嘉に設置し、使い勝手を試し、5月下旬には東京都江東区の東京テレポートセンター駅前の広場で夏季実験を始める予定だ。

群馬高専名誉教授・小島さん、日本化学連合から特別賞

 桐生市本町四丁目の小島昭さん(73)のライフワークである科学教室「サイエンスマジック」の取り組みが、化学の啓発、普及活動に貢献した個人・団体をたたえる「化学コミュニケーション賞2016」(日本化学連合主催)で審査員特別賞を受賞した。「科学の面白さを五感に訴える」をテーマに続けてきた小島さんは、「体験を通し、科学の〝スリルとサスペンス〟を届けたい。子どもたちが興味を持つ第一歩になれば」と熱い思いを語る。

4月から歴史、文化も 「サイエンス」と組み合わせトークカフェ

 桐生市本町六丁目のカフェ「プラスアンカー」で展開されてきた群馬大学のサイエンスカフェin桐生が、4月からリニューアルされる。これまで2カ月に1度のペースで、群馬大学理工学部の教員がそれぞれの専門分野の一端を紹介してきたが、2017年度は地元・桐生の歴史や文化についても知見を深めようと、学外の専門家や識者にも講師を依頼。こちらをアートカフェin桐生と名づけ、従来のサイエンスカフェと組み合わせ、毎月第2土曜の「トークカフェ」を繰り広げる計画だ。

自動運転社会へ準備、群馬大、損保と協定

 群馬大学(平塚浩士学長)とあいおいニッセイ同和損保(金杉恭三社長)は28日、「次世代モビリティ社会実装研究に関する協定書」を締結した。来年4月をめどに、社名の入った研究室を大学内に設置し、完全自動運転社会の到来に見合った保険商品の開発や、事故発生時の損害調査手法の確立など、想定される課題についてデータをとり、大学側と共同研究を進める。損害保険の講座を設けるなど、自動運転の社会実装に必要な高度人材の育成にも力を入れる予定。平塚学長は「組織と組織とが取り組む本格的な共同研究となる。新しい価値の創造にともに取り組みたい」と抱負を述べる。