カテゴリー別記事: 科学・技術

柳さん和裁で金賞、技能五輪全国大会

 青年技能者の技能レベル日本一を競う「大54回技能五輪全国大会」が21~24日、山形県の山形ビッグウイングを主会場に開かれた。桐生地区関係者(在住、在勤・在学)は6職種14人が出場し、和裁部門の柳恵子さん(岡田和裁研究所)が最高賞の金賞に輝いた。

桐生発の高強度繊維を、キヤノン財団から研究助成

 群馬大学大学院理工学府分子化学部門の上原宏樹教授(48)は、「延伸技術と撚糸(ねんし)技術の融合による超高強度繊維の創製」をテーマとする研究に取り組んでいる。キヤノン財団(東京都)の研究助成プログラム「産業基盤の創生」に採択され、2年間で1800万円の助成金を受けた。独自に開発してきた延伸技術と、繊維産地桐生が培ってきた撚糸技術を組み合わせ、防弾チョッキや釣り糸などに用いられる超高強度繊維を安価に、安全に、簡単に製造する装置を完成させ、地場産業にも貢献したい考えだ。

「完全な自動運転」目指す、来月から公道で実証実験

 群馬大学大学院理工学府の小木津武樹助教(31)らの研究グループは10月15日から、同大学桐生キャンパス周辺の公道で自動車の自動運転実証実験を行う。市販のハイブリッド車を改造し、エンジンの始動・停止、シフト切り替え、操舵(そうだ)、加速・制御などをコンピューターとセンサーを使って操作する。ただし、運転席には実験に携わるドライバーが乗り、ハンドルに手を添えていつでも手動で操作できる状態を確保する。自動運転の研究には桐生市も協力する予定。小木津助教は「限られたエリアでの完全自動運転が私たちの目標。実験を通じて技術力の向上につなげたい。新たな移動サービスの可能性も探りたい」と抱負を述べる。

半世紀ぶりに白煙上げ走る、群馬大学工学部“秘蔵”の蒸気機関車模型

 群馬大学工学部同窓記念会館の展示資料室に保存されていた蒸気機関車の模型が、現役学生の手によって再生され、白煙を上げて走り始めた。1940年、機械科の学生たちが徹夜を続けて完成させた、当時の花形機関車「C53」をモデルにした24分の1スケールの模型。外観の復元を終え、よみがえった雄姿に、学生たちは満足の表情を浮かべつつ、大先輩の高い技術力に改めて敬意を表している。蒸気機関車は10月10日、工学部創立100周年の記念式典に合わせ、記念運転される予定だ。

木陰と霧で猛暑封じ、群大教授ら都内で実験中

 酷暑の開催が懸念される2020年東京オリンピック・パラリンピック。選手や観衆を熱中症から守るため、可動式のコンテナ植栽で木陰をつくり、ミスト(霧)と組み合わせ、快適空間を生み出す実証実験が、東京都江東区の東京ビッグサイトで行われている。都農林水産振興財団の主導する実験には、群馬大学理工学部の天谷賢児教授らが協力。木陰とミストが体感温度をどれだけ下げるのか、どんな樹種の植栽が効果的なのか、さまざまな要素でデータを採取し、検証している。