カテゴリー別記事: 科学・技術

半世紀ぶりに白煙上げ走る、群馬大学工学部“秘蔵”の蒸気機関車模型

 群馬大学工学部同窓記念会館の展示資料室に保存されていた蒸気機関車の模型が、現役学生の手によって再生され、白煙を上げて走り始めた。1940年、機械科の学生たちが徹夜を続けて完成させた、当時の花形機関車「C53」をモデルにした24分の1スケールの模型。外観の復元を終え、よみがえった雄姿に、学生たちは満足の表情を浮かべつつ、大先輩の高い技術力に改めて敬意を表している。蒸気機関車は10月10日、工学部創立100周年の記念式典に合わせ、記念運転される予定だ。

木陰と霧で猛暑封じ、群大教授ら都内で実験中

 酷暑の開催が懸念される2020年東京オリンピック・パラリンピック。選手や観衆を熱中症から守るため、可動式のコンテナ植栽で木陰をつくり、ミスト(霧)と組み合わせ、快適空間を生み出す実証実験が、東京都江東区の東京ビッグサイトで行われている。都農林水産振興財団の主導する実験には、群馬大学理工学部の天谷賢児教授らが協力。木陰とミストが体感温度をどれだけ下げるのか、どんな樹種の植栽が効果的なのか、さまざまな要素でデータを採取し、検証している。

ノコギリ屋根建つ 訓練生ら実習

 桐生市職業訓練センター(桐生市相生町五丁目)の駐車場に、ノコギリ屋根の家が建ち上がった。桐生高等技能専門校(牧野敏雄校長)で技術・技能の向上に取り組む訓練生たちが毎年建てる実物大の家屋を、今年初めて桐生の象徴であるノコギリ屋根の形で実践したもの。建て方のあとには伝統神事の実習も行われた。

分析装置の利用どうぞ、群馬大・機器分析センター

 群馬大学桐生キャンパスにある「機器分析センター」(センター長・若松馨教授)は今年度から、地元桐生をはじめ県内の企業・団体に対し、所有する分析装置の積極利用を呼びかける。単なる数値結果の提供にとどまらず、大学教員が数値の読み方まで詳しく説明できるのが、大きな売り。「研究、開発、分析、評価などで困ったとき、気軽に相談できる存在を目指す」と、センター専任の林史夫准教授は話している。

地元出身の群大准教授、若手研究者賞を受賞

 群馬大学理工学部の准教授として今春赴任したばかりの鈴木孝明さん(39)=みどり市笠懸町在住=が、科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞した。独創的な最先端マイクロ・ナノ加工技術を基盤としてバイオ、医療、光システムを実現する研究業績が認められたもので、桐生キャンパスでの継続発展が期待される。鈴木准教授は笠懸出身で桐生高校、群馬大学工学部の卒業生でもあり、「地元の人材育成や産学連携にも取り組みたい」と話している。