カテゴリー別記事: 科学・技術

分析装置の利用どうぞ、群馬大・機器分析センター

 群馬大学桐生キャンパスにある「機器分析センター」(センター長・若松馨教授)は今年度から、地元桐生をはじめ県内の企業・団体に対し、所有する分析装置の積極利用を呼びかける。単なる数値結果の提供にとどまらず、大学教員が数値の読み方まで詳しく説明できるのが、大きな売り。「研究、開発、分析、評価などで困ったとき、気軽に相談できる存在を目指す」と、センター専任の林史夫准教授は話している。

地元出身の群大准教授、若手研究者賞を受賞

 群馬大学理工学部の准教授として今春赴任したばかりの鈴木孝明さん(39)=みどり市笠懸町在住=が、科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞した。独創的な最先端マイクロ・ナノ加工技術を基盤としてバイオ、医療、光システムを実現する研究業績が認められたもので、桐生キャンパスでの継続発展が期待される。鈴木准教授は笠懸出身で桐生高校、群馬大学工学部の卒業生でもあり、「地元の人材育成や産学連携にも取り組みたい」と話している。

農業廃棄物からPET樹脂、群馬大の助教ら、合成法を開発

 トウモロコシの芯など食用にならないバイオマス資源から、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂原料を合成する方法を、群馬大学大学院理工学府の橘熊野(たちばな・ゆや)助教(39)らが開発した。ペットボトルやポリエステル繊維、電子機器の部材などに大量に使用されているPET樹脂は現在、石油や天然ガスから生産されている。この方法への転換でCO(二酸化炭素)の排出削減、固定化、食料問題と競合しない非食用バイオマスの資源化など、循環型社会の構築への多大な貢献が期待される。英国科学誌「Scientific Reports」のオンライン版で4日(英国時間)公開された。

蒼天にエメラルドの光、ラブジョイ彗星が観測好機

 桐生天文同好会(石田進一会長)の蟹和大観さん=みどり市笠懸町在住=は7日夜、エメラルド色の淡い光をカメラに収めた。正体はラブジョイ彗星(すいせい)。昨年8月に発見された彗星で、現在の明るさは4等級後半。暗い空ならば双眼鏡でぼんやりと観測できるという。

猛暑の東京五輪 過ごしやすく 群大など実証実験

 猛暑の開催が予想される2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、群馬大学大学院理工学府と東京都農林総合研究センターは7月半ばから共同で、移動式の緑化技術とミスト(霧)を組み合わせ、低温空間をつくる実証実験に取り組んできた。江東区にある東京ビッグサイトの一画を利用した実験では、木陰とミストを組み合わせることで、暑さ指数(WBGT)を約4度下げる効果があることがわかった。今回の基礎データをもとに、研究者らは来年度、本格的な実証実験に挑む。選手や観衆を熱中症から防ぐ救世主となるか、期待が膨らむ。