カテゴリー別記事: 科学・技術

農業廃棄物からPET樹脂、群馬大の助教ら、合成法を開発

 トウモロコシの芯など食用にならないバイオマス資源から、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂原料を合成する方法を、群馬大学大学院理工学府の橘熊野(たちばな・ゆや)助教(39)らが開発した。ペットボトルやポリエステル繊維、電子機器の部材などに大量に使用されているPET樹脂は現在、石油や天然ガスから生産されている。この方法への転換でCO(二酸化炭素)の排出削減、固定化、食料問題と競合しない非食用バイオマスの資源化など、循環型社会の構築への多大な貢献が期待される。英国科学誌「Scientific Reports」のオンライン版で4日(英国時間)公開された。

蒼天にエメラルドの光、ラブジョイ彗星が観測好機

 桐生天文同好会(石田進一会長)の蟹和大観さん=みどり市笠懸町在住=は7日夜、エメラルド色の淡い光をカメラに収めた。正体はラブジョイ彗星(すいせい)。昨年8月に発見された彗星で、現在の明るさは4等級後半。暗い空ならば双眼鏡でぼんやりと観測できるという。

猛暑の東京五輪 過ごしやすく 群大など実証実験

 猛暑の開催が予想される2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、群馬大学大学院理工学府と東京都農林総合研究センターは7月半ばから共同で、移動式の緑化技術とミスト(霧)を組み合わせ、低温空間をつくる実証実験に取り組んできた。江東区にある東京ビッグサイトの一画を利用した実験では、木陰とミストを組み合わせることで、暑さ指数(WBGT)を約4度下げる効果があることがわかった。今回の基礎データをもとに、研究者らは来年度、本格的な実証実験に挑む。選手や観衆を熱中症から防ぐ救世主となるか、期待が膨らむ。

ぐんま昆虫の森、入園者100万人達成

 県立ぐんま昆虫の森(桐生市新里町鶴ケ谷、山田勝園長)で27日午前、入園者の累計が100万人に到達した。100万人目は茨城県筑西市から家族で訪れた大貫瑛都くん(9)。記念セレモニーには矢島稔名誉園長やクワガタぐんまちゃんも駆けつけ、にぎやかに節目を祝った。

群馬高専特命教授・小島昭さんを表彰

 群馬高専の特命教授、小島昭さん(70)=桐生市本町四丁目=が科学技術振興機構(JST)のイノベーションコーディネータ賞を受賞した。「炭素繊維・水質浄化技術の研究成果をカキの養殖などに発展させ、東日本大震災の復興に寄与するなど、長年にわたる高専での経験によってシーズの発掘や外部資金の獲得、事業化など多様な実績を上げている」ことが評価された。