幕が上がる

 リオ五輪の開会式が日本時間の6日行われた。これで「開幕」なわけだが、昨日、男子サッカーのなんだかスゴイ試合を見てしまったので、少しさめた目で見ていた▼それでも今回の開会式を特別な目で見ている日本人は多いだろう。4年後の東京五輪を思い浮かべながらあれこれ考えてしまう▼歌とダンスとプロジェクションマッピングを駆使し、ブラジルの建国の歴史から地球温暖化や紛争など現代の問題も表現したリオの開会式。非常にシンプルな印象だが、それでも式典の終了まで約4時間を要した▼最も時間がかかったのは入場行進だ。史上最多の205の国と地域が参加した今大会。ギリシアに始まり、初参加の難民選手団、そして開催国のブラジルが登場するまで2時間。それでも各選手団が映るのは数分で、紹介もひと言。もっと印象的で観るものを飽きさせない方法はないだろうか―などと「東京人」でもないのに考えていた▼ただ、40代の記者が開会式で思い浮かぶのはロス五輪くらい。主役は選手であり、大切なのは競技だ。全世界にメッセージを伝えられる貴重な機会ではあるが、あす7日に始まる高校野球くらい、シンプルでいいのかもしれない。(

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