感情的に

 「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」といえば、もとは映画関連が中心だったが、アニメ・漫画・ゲームといった「クールジャパン」関連などあれもこれもと取り込み、“何でもあり”な感じで人気急上昇のテーマパーク。そこに、期間限定で登場した純日本的な「お化け屋敷」が問題になっている▼人形供養で有名な神社から貸し出された数百体の日本人形が陳列されているから、らしい。18日には日本人形協会が「日本人形を恐怖の対象として扱っている」「供養を目的に神社に奉納された人形を転用するのも問題がある」との抗議文を送付した▼どういった経緯なのかはわからないが、供養で奉納された人形を転用するというのは、感情的に納得いかない。捨てずに供養するのは思い入れがあるから、やむを得ず、にほかならない。それを勝手に使われ、お化け屋敷に並べられ…、奉納した人の気持ちたるや。ある意味、桐生で昔あった「火葬場事件」にも通じる▼抗議文へのUSJ側のコメントは「指摘は法的な根拠に基づいたものではない」。“何でもあり”だからといって、法に反しなければ何をやってもいい、というわけではなかろう。「テーマパーク」であるのなら、これは根幹のテーマだろうに。(篤)

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