一呼吸おいて

 携帯電話に「詐欺に注意」のメールが毎日のように届く。市民から寄せられた相談をもとに、警察や市役所が登録者に配信している防犯情報だ▼桐生警察署が昨年受けた振り込め詐欺など特殊詐欺の相談は約600件に上るという。月平均で50件にも及ぶのだから、毎日のように詐欺に注意のメールが届くのもうなずける▼時には違う内容の防犯メールが複数回届く日もある。実際、3日は午後2時台に警察から「還付金詐欺に注意」が、同4時台にはみどり市から「老人ホーム入居権詐欺に注意」が届いた。同6時台には再び警察からあり、今度は「架空請求詐欺に注意」とあった▼県警が昨年把握した県内の特殊詐欺被害は222件(前年比28件増)、約5億7440万円(同約9910万円減)。うち85%は65歳以上の高齢者で、男女別では約71%が女性だったという。そして、その多くは「振り込め詐欺は知っていたものの、まさか自分がだまされるとは思っていなかった」と話したという▼留意していても「慌てると冷静な判断ができなくなる」という弱点を狙われたのだ。電話でお金の話が出たら、一呼吸置いて、念のために家族や警察などに相談しましょう。(

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