“読書の春”に

 このところ、桐生市立図書館の取材が続いた。中央公民館は取材でちょくちょく訪れるのだが、すぐそこにありながら図書館ゾーンに足を踏み入れるのは久しぶり。なんだか雰囲気が明るくなったように感じた▼館内各所に特集展示を行う展示コーナーが設けられ、また、視聴覚資料が2階の参考資料室から1階の開架図書室のカウンター脇に引っ越すなど物理的変化が大きいが、空気自体が変わった気がする。昨年の古本市の収益を使い、棚やテーブルを寄贈した古本市実行委員会のメンバーからは、職員の頑張りを評価する声を数多く聞いた▼それでも職員の頑張りにも限界はあろう。トイレを筆頭に、施設の老朽化は目をそむけることができない状況まできている。修繕するのか、建て直すのか、その予算はどうするのか。悩ましい問題だ▼家に帰って本棚を眺める。何だか料理に関する本が増えた。純粋なレシピ本から食にまつわるミステリー、恋愛漫画までさまざま。面白く、心のビタミンとなってくれる本だが、最近、腰をすえて、重量も内容も重い本を読んでいないことに気づく▼もうすぐ新しい年度の始まり。新たな出合いを探しに図書館に出かけてみようか。(

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