39年前の5千円

 あすから新年度。だが、土曜日なので、実質は3日月曜からスタートする企業や団体が多いだろう。入社式に臨む新社会人のみなさん、あまり気負わず、自然体で第一歩を踏み出してください▼39年前の春、小生も社会に第一歩を踏み出しました。高校を卒業し「次の春の大学入学」を目指して東京の予備校へ。朝夕刊を配って学費や生活費をまかなう「新聞奨学生」として、某新聞販売店で過ごしました。家庭と学校ではない世界に初めて身を置いた1年。その1年が10年くらいに感じるほど、中身の濃い時間を過ごさせてもらいました▼しばらくは、自分一人で成長したような気でいました。が、あるとき、上京する際に高3の担任の先生から届いた手紙が出てきて、ハッとしました。受け取ったことも忘れていましたが、「5000円を同封するから、困ったときには使いなさい」とありました。その先生と今の小生はほぼ同年齢。「ああ、先生!」。心の中でそう叫びました▼新社会人のみなさんは、これから1年、さまざまな体験をすることでしょう。その一つ一つがあなた自身を形成し、かかわる一人一人があなたを支えてくれます。出会いと縁を大切にしてください。(

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