市民と議会改革

 「月36万円の報酬から所得税と住民税が引かれ、国保税や年金料を払うと、手取りは月20万そこそこ。専業でやるのは厳しい」。みどり市議の一人はそうつぶやく▼年432万円の報酬に年4カ月強のボーナスを加えた約600万円が、みどり市議の年収だ。手取り額はざっと330万円前後か。市民の血税で賄っているこの額を高いとみるか安いとみるかは、やはり仕事ぶりによるだろう▼みどり市議会が、定数を2人減らして18人にし、月1万円の政務活動費を廃止する改革案をまとめた▼政活費は議員が政治活動に使うべき経費だが、使い道をめぐる不祥事が全国で相次いでいることから、これを廃止する方針。代わりに、立候補への意欲を喚起しようと、報酬の引き上げを視野に入れた見直しも提案した▼この改革案に対し、市民の意見公募(パブリックコメント)が近く実施される。「定数はもっと少なくていい」「報酬は半分にしろ」といった厳しい意見も出そうだが、ここは乱暴な意見や感情的な議論でなく、じっくりていねいに考えたい。議員の役割とは何か、定数や報酬はどうあるべきか、市民一人ひとりが考える絶好のチャンスである。無責任な批判だけでは、まちは変わらない。(

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