権利の行使

 衆議院議員選挙が10日、公示された。内外政とも難しい局面での解散総選挙だ。22日の投開票日までの間、誰に、どの党に国政を託すのか。真剣にじっくり見極めたい▼憲法改正や消費税増税が主な争点とされる。どちらもこれからの国のあり方と国民の暮らしに直結する重要なテーマだが、このほかにも、投票基準や関心は有権者によってさまざまに違いない▼ご年配であれば医療費などの社会保障、子育て世代は子育ての支援策、学生ならば大学無償化も気になるところだろう。正社員を望みながら非正規で働いている人は、雇用に関連した法整備や雇用促進策を注視するはずだし、投票を判断する上での優先順位はそれぞれの立場や境遇で当然異なってくる▼政党の主義主張が異なる以上に、有権者の政治への願いも万別だが、結果がどうなるにせよ、平等に与えられた1票の権利を行使するのが大事だ。「どこに投票してもどうせ変わらない」という考え、あるいは政治への不満を表すために投票権を行使しない選択もあるかもしれないが、それでは自らの思いや主張は反映されない▼物申すのであれば、まずは票を投じてから。選挙のたびに言い聞かせている。(

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