元旦に誓う

 「一年の計は元旦にあり」という言葉がある。広辞苑では「1年の計画はその年の初めに決めておくのがよい」と記述。大辞泉ではその前に「一日の計は朝にあり」がつき、「物事は最初が肝心であるというたとえ」と解説する▼今年の仕事始めは訂正の記事から始まった。新年号の特集記事の一つ「紙と生きる」で活版印刷「レディバードプレス」の電話番号を間違える大失態を犯していたのだ▼手すき和紙の伝統を守る「桐生和紙」、小さな本や「ふやふや堂」、そしてレディバードプレスという紙に関わる人々に、紙を媒体とする新聞社の記者が取材に行くという、やや「ふわっ」とした企画。それでも伝統が守られてきた歴史を改めて学び、出版不況の中で小さな出版社が頑張っていること、特に若い女性の間で活版印刷が人気となっていることなどを知ることができ、個人的にも得るものが多い取材だったので、「訂正」には申し訳ない思いはもちろんだが、悔しさがにじんだ▼何度も見返したつもりだったが、油断があったのか、確認の仕方が悪かったのか。ただ、1年は日々の積み重ね。災い転じて福となす、いや、失敗は成功の母とし、来年の元旦は笑って迎えられるようにしたいと思う。(

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