厳冬の楽しみ

 例年にないくらいの厳しい寒さで、豪雪による車の立ち往生や水道管の破裂、野菜の高騰と、生活を直撃する出来事が多く発生している。経済活動の上でも冬らしい冬は歓迎すべきだが、何事も行き過ぎると反動が大きい▼そんな寒すぎる季節だが、実は少しばかり楽しんでいる。暖冬気味の年には活躍の機会がない重衣料は、こんなときこそ出番だ。昔からニットが好きで、特に網目が詰まったレタードカーディガン、圧縮ウールのチロリアンジャケット、ダッフルコートが個人的な「三種の神器」だ▼このうち、カーディガンは基本的に春秋向きだが、他は冬のアイテム。近年は真冬ですら一度も袖を通さないこともあったのだが、今年は身に着ける機会が増えた。着倒れのまち桐生に住むならば、四季折々のファッションにはこだわりたい▼食べ物は、鍋におでん。どちらも寒いときに格別おいしい。すき焼きにキムチ鍋、あんこう鍋といろいろ味わっている。体が温まるし、立ち上る湯気も空気が乾燥したこの時期、健康にもいい。調理の手間もそれほど掛からないからいいことづくめだ▼どんなときでも楽しみを見つけられる、そんな少しの心の余裕を持ちながら、暮らしていきたい。(

関連記事: