おにぎらず

 書店の料理本コーナーで目に入った瞬間、「これだ!」と心の中で叫び、即購入した。一体何がって「おにぎらず」である▼毎日の朝食担当として、一番の悩みがレパートリー。夜遅くなる場合が多いから前日に仕込むのは難しいし、寝起きからの限られた時間で手際よく済まそうとすると、どうしても出せるメニューが限られてくる▼とはいえ、似たようなものが続くと飽きられるし、何より作り手のこっちがつまらない。簡素にしすぎて栄養バランスが悪くなるのも避けたい。それらを一挙に解決してくれそうだとピンときた▼おにぎりと同じく米とのりを使うけれど、握らないから「おにぎらず」。焼きのりにごはんを敷き、好みの具を乗せ、さらにその上にごはんを置いて包装紙の要領で包んで切る。要はライス版のサンドイッチ▼確かに、米のバーガーがあるのだからサンドイッチがあってもいいよなあ。しかも、ライスバーガーのバンズをつくるには崩れないよう片栗粉を混ぜ、成型して焼いてとけっこう手間なのだが、挟んで包むだけのこっちはずっと簡単だ▼具材も自由自在だし、混ぜごはんで変化もつけられる。見た目もきれい。いろいろと試しながら楽しめそうだ。(悠)

関連記事: