球都の野球

 プロ野球・埼玉西武ライオンズが桐生で11月、小学生以下の野球未経験者を対象とした野球教室を開校するという。24日の本紙で体験教室の写真が掲載されたが、一生懸命バットを振る男の子の姿がほほ笑ましかった▼40代の記者が子どものころ、男の子ならば野球は遊びの延長にあった。記者駆け出しのころ、公園でのキャッチボールの規制が話題に。小学校では休み時間の野球が禁じられ、それならばと手作りしたバットとボールで遊ぶ小学生を取材した。そして現在。先週職場体験に来た黒保根中の生徒によると、野球部はいまの2年生の代でなくなるのだという▼高校に目を転じると、部員不足による合同チームも珍しくはなくなった。一方で今夏の大会パンフレットを見ると、東農大二や高崎商は100人を超す大所帯となっている。少子化を考慮すると、野球部よりもほかの部活動が心配に思える数字だ▼学校単位での部活動は限界に来ているのではないか。自分の興味があるスポーツにトライできる環境づくりが急がれる。2020年の東京五輪は新しいモデルを生み出す好機。横だけでなく、縦にもつながれるような場が地域につくれたらいいと思うのだが。(野)

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