SMAP騒動に思う

 SMAPの分裂騒動について、個人的には分裂しようが解散しようが構わないと思うのだが、メディア論として一連の報道はとても興味深い▼件の騒動は、結果的には13日付のスポーツ紙2紙のスクープとなったが、実際は14日発売の週刊新潮の特ダネだった。で、事前にこれを察知したジャニーズ事務所側がスポーツ紙の出入り記者にわざと先にリークしたと考えるのが妥当だ▼理由はそれぞれの記事を読めば分かる。スポーツ紙は、これはSMAPのマネジャーと4人による“謀反”だとの筋立てなのに対し、新潮は、事務所の副社長がマネジャーを“パワハラ”的に退職に追い込んだように伝える。つまりスポーツ紙は事務所寄り、新潮はマネジャー寄りで、新潮の記事をつぶすのがリークの狙いと推察できる。それが本当なら、スポーツ紙の“御用記者”ぶりが目に余る▼SMAP5人による18日のテレビでの“生謝罪”も、一体この5人は誰に謝罪しているのかと違和感満載だった。公共の電波を使って事務所に謝罪させたのだとしたら、文字通り公開処刑だ。こんなことだからテレビ離れが進むんだな▼新聞も同じだ。どう取材し、誰に向けて、何のために情報を送るのか。改めて自戒する。(成)

関連記事: