寒中雑感

 列島が強い寒気に包まれたおとといの朝、北国の友人からメールがきた。「この冬一番の冷え込みです」というメッセージに気温を示す電光板の写真が添えられて。見ると「氷点下21・3度」。この日、当地の最低気温は氷点下4・1度で、身にこたえた人も多かっただろうが、これを聞くと北国の厳寒さは想像を絶するに違いない▼だが、上には上がある。実はこの日、友人の家から約150キロ北の町では氷点下31・8度と全国で今冬初めて氷点下30度以下を観測した。この日の富士山山頂は氷点下32・3度だったから、その町は富士山の山頂に匹敵する寒さだったということになる▼同じ日、気象庁が3カ月予報を発表した。それによると、エルニーニョ現象が続いている影響などで、関東地方は来月から4月にかけて平年より気温の高い日が多く、春の訪れは平年並みか早くなりそうだという。当地でもこのところの気温は最高・最低とも平年を下回る日が多かっただけに、やっと一筋の光明が差し込んだような思いにもなった▼ただ、「立春」を過ぎ、暦の上では春になるころから再び寒気がやってくることも。2年前、記録的な大雪に見舞われたように、油断は禁物だ。(ま)

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