街のお化け屋敷

 まゆ玉ころがし大会は桐生八木節まつりの中で後発ではあったが、園児から大人までが参加して楽しめる素晴らしい行事だった。昨年19回で幕を閉じるに当たり、主管の桐生青年会議所は、誰もが気軽に参加できる後継イベントの開催を予告していた▼それが「お化け屋敷」であると初めて耳にしたとき、ものすごく驚いた。正直「なぜそれなのか」と疑問が湧かなくもなかったのだが、近年の事情を知って納得した。今は遊園地のアトラクションだけではなくまちに人を集めるためのツール(道具)としても注目されているのだ▼協力を仰ぐ「オバケン」代表の日比健さんは2012年に東京都杉並区の住宅街で、お化け屋敷を手作りで開設し話題に。その後も宿泊を伴うイベントや有名テーマパーク、テレビ局などとの協業で実績を重ねている。県内では昨年、川場村のスキー場で全長5キロのお化け屋敷を一日限りで催した▼さまざまな使われ方をする有鄰館煉瓦蔵だが、本格的なお化け屋敷に変身するとなれば、いい意味で前代未聞だろう。古い建物ならではの雰囲気が相乗効果をもたらす気もする。祭り期間中の本町一、二丁目かいわいのにぎわいにつながる新しい試み。実に楽しみだ。(悠)

関連記事: