今日の記事: 2017年2月10日

桐生定住さらに後押し “住宅取得応援”を再構築

 桐生市は10日午前、2017年度当初予算案を示した。一般会計は前年度当初比2・0%減の443億6000万円。市内での住宅取得費を補助する住宅取得応援助成を、市外からの転入者重視の加算要件に再構築するほか、定住を前提とした空き家の改修費や撤去費を新たに補助、創業者創出などの職支援も強化し、総合的な定住促進策に重点配分した。市は同日午後の会見で主要事業の詳細を発表予定で、同予算案は20日開会の市議会定例会に提案される。

ノコギリ屋根博覧会“復活” 「フィールニッポン」で

 桐生商工会議所(山口正夫会頭)は東京ビッグサイトで8日から10日まで開かれた展示商談会「フィールニッポン」(日本商工会議所主催)にノコギリ屋根工場をテーマに出展した。店舗やアトリエとしての転用が進む桐生市内の事例を示したほか、日本一の現存数を誇る愛知県一宮市をはじめとする全国各地の取り組みを紹介し、活用を促した。

岩を射る矢

 虎だと思って射た矢が岩を貫いた故事に由来する「一念岩をも通す」ということわざは「心を込めてやれば、どんなことでもできる」例えに用いられる。桐生機械工業連合会と大田工業連合会との間で強まる結びつきに、ことわざが具現化した思いがしている▼桐生機工連は大田区産業プラザで4日まで催された「おおた工業フェア」に初出展した。大田工連との間で2014年に結んだ事業継続計画(BCP)強化に向けた相互応援協定をPRしたが、13年に打診した当初は「桐生ってどこ」というつれない反応だったという▼ものづくり技術の高さで全国的な知名度を誇る大田区からみれば、桐生への関心がその程度だったのも仕方なかろう。まさにゼロベースから信頼関係を築き、協定締結からフェア出展へと至った。初日の開会前後、大田工連や区役所の幹部が相次ぎ桐生ブースを訪ね、機工連の山口正夫会長と親しく言葉を交わす姿が印象的だった▼山口会長は開会式典が終わるや否や、会場をくまなく回り、約100の区内企業に取り組みを直に説明した。「思いは大切だよ」と笑ったその真剣な姿こそ、周りを動かし、相手を本気にさせた源泉なのだと悟った。(

頼りがいのある専門店

 1台の古びた道具に新しい命が吹き込まれた。地域の専門店はやはり頼もしい存在である。