今日の記事: 2017年2月24日

“侍ジャパン”立役者、荒木重雄さんに聞く(下)

荒木重雄さん

 では、今から行動を起こし、成功につなげるには何が鍵になるのか。荒木さんは「グランドデザイン(全体構想)」だと指摘する。

“侍ジャパン”立役者、荒木重雄さんに聞く(上)

荒木重雄さん

 古くから野球が盛んなことで「球都」の別称を持つ桐生。その特徴を生かし地域活性化につなげようと、桐生市議会が「球都ブランドを生かした野球観光化」を政策提言する。試合と観光を組み合わせたツアー、大会や合宿の誘致を通じた交流人口増を掲げるこの提言に、強い関心を寄せる人がいる。荒木重雄さん(53)だ。野球日本代表「侍ジャパン」の事業戦略とデジタル戦略を担当するなど球界の第一線で活躍してきた視点で、故郷の動きをどう捉えているのか。見解を聞いた。(高橋康之記者)

「認定こども園」新たに9園、桐生・みどり

 桐生、みどり両市の私立幼稚園1園と私立保育園計8園が、4月から「認定こども園」に移行するための準備を進めている。9園とも幼稚園と保育園の両方の機能を備えた「幼保連携型」として県に認可申請中で、保護者が働いているかどうかにかかわらず子どもを受け入れる施設にリニューアルする予定だ。

技術と表現

 取材先で箏曲家の話を聞いた。筝を弾くどころか、触れたことさえない身である。邦楽を耳にする機会はもちろんあるが、楽器に触れるチャンスが過去にどれだけあったのだろう。思い返してもそれほど多くはなさそうだ▼邦楽に限らない。ドラムセットを叩いたこともなければ、トランペットやバイオリンで音を出したこともない。オルガンやギターならば義務教育の授業で習ったか。リコーダー、ハーモニカ、大太鼓、シンバル…。楽器体験は限られている▼そういえば油絵の具で絵を描いたこともない。岩絵の具なんてさらに遠い。美術館で目にするエッチング、リトグラフ、ドライポイントといった技法にも触れたことはないし、試してみようと思ったこともない。名前だけは知っているし、何となく理屈はわかる。考えてみれば、そんなことばかりだ▼体験の機会があることは大事で、先述の箏曲家も教育機関などに働きかけ、若者が楽器に触れる体験を増やそうと努めている。表現したい何かが初めにあるとは限らない。道具に触れることを通じて、表現したいものが生まれてくる。むしろそちらの方が自然か▼体験のチャンスを逃さずつかまえられるよう、柔軟に構えていたい。(け)

桐生と二・二六事件

 喜劇王チャプリンは来日中の1932年、犬養毅首相の息子の健氏の案内で相撲見物に行った。その最中に惨事の知らせを受け、健氏から「たったいま父が暗殺されました」と聞かされる。青年将校決起隊が官邸に乱入した五・一五事件である。