今月の記事: 2017年2月

ミツバ、解析棟新設へ、材料開発体制を強化

 ミツバが桐生市広沢町一丁目の研究開発センターに解析棟(仮称)を新設する。製品競争力を高めるため、これまで部署ごとに点在していた設備や人材を集約し、材料の分析評価と新材料の開発体制を強化する。5月初旬の完成を予定している。

下山静香さん、「スペインに恩返し」プロジェクト実現へ

 「生き方を変えてくれたスペイン、本来の自分を開かせてくれたスペインに恩返ししたい」と、桐生出身のピアニスト下山静香さんが実施中のクラウドファンディング(インターネットサイトを通じた等価交換型の資金調達)が、目標額を達成した。呼び掛けていたのは「スペインの魅力を伝えるプロジェクト」。5月のスペインツアーで行うコンサートや現地の美しい風景を収録するCD、DVDの制作費110万円が、20日までに100%集まり、さらに3月5日午後11時58分まで申し込みを受け付けている。下山さんは3月24日、桐生市市民文化会館小ホールでの市民コンサートに出演、生誕150年のグラナドスなどスペインや中南米のロマンティシズムに満ちた音楽を届けてくれる。

命は問い続ける

 「明子がなぜ自殺したのか、その理由を知りたい。ただそれだけだった」。桐生市立新里東小6年だった上村明子さんが2010年に自宅で首をつった。学校でのいじめが原因ではないかと訴えた肉親の、6年に及ぶ法廷闘争が17日、終わった▼いじめと学校の対応の不備を問うて桐生市と県に損害賠償を求めた訴訟は、市と県が対応の不備を謝罪し「解決金」150万円を払う条件で和解。いじめの加害者として元同級生らを訴えた訴訟は、元同級生が謝罪の意思を示したことで和解した▼自殺に対する死亡見舞金2800万円の支払いを求めた訴訟は学校の災害共済を担う日本スポーツ振興センターが見舞金全額を払うことで和解。親の訴えを司法が全面的に認める形で決着した▼代理人を務めた池末登志博弁護士は「いじめが自殺の原因だったとやっと公に認められた。これだけ長引いたのは、市側が『いじめが自殺の原因ではない』との立場に固執したのが原因だ」と、市側の姿勢を批判した。桐生で起きたこの事件は今後、どこかで「いじめと自殺」の問題が起きるたびに判例となり、教訓となる▼幼い命を守るために、学校や行政は何をすべきか。明子さんは12歳のまま、永遠に問い続ける。(成)

火災で2.4億円灰に、16年消防白書

 桐生市消防本部がまとめた2016年の「消防白書」によると、管内の火災は広域体制となった1976(昭和51)年以降で最少だった前年に比べ2件増の65件と2番目に少なかったものの、損害額はゴルフ場クラブハウス(新里町)の全焼などで前年より約1億800万円(82%)増の約2億4000万円に上った。

「大久保」主要活断層帯に、地震調査研究推進本部

 政府の地震調査研究推進本部は21日、マグニチュード(M)7級以上の地震が起きる可能性がある「主要活断層帯」に、関東、中国、九州地域の16断層を新たに追加した。みどり市大間々町や桐生市新里町を東西に横切る「大久保断層」も含まれる。主要活断層帯の追加は2005年以来12年ぶりで、全国で113となった。