今日の記事: 2017年4月1日

地元から初「なでしこ」、笠懸出身の大矢歩選手

 みどり市笠懸町出身で、女子サッカーなでしこリーグ2部「愛媛FCレディース」のフォワード大矢歩(おおや・あゆみ)選手(22)が、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」に選出された。U―23(23歳以下)日本代表などに選ばれたこともあるが、フル代表は初めて。桐生・みどり地域からサッカー日本代表に選出されるのは、男子の故松田直樹さん=当時横浜F・マリノス=以来。「なでしこジャパン」は9日開催の熊本地震復興支援の国際親善試合(コスタリカ戦)に臨む。

「松陰形見の短刀」前橋文学館で公開

 生糸の対米直輸出を図って明治9(1876)年に渡米した、水沼村(現桐生市黒保根町)出身の新井領一郎。ひ孫にあたるティム新井さん(57)=カリフォルニア在住=が受け継いで前橋市に寄託した短刀が、吉田松陰の形見として領一郎に託されたものであると判断され、3月31日から前橋文学館で公開されている。ティムさんは「短刀には松陰の魂がこもっている。160年の旅を一番よい方法で完結できたと思う」と語る。

試金石

 「事務的行き違いで生まれた問題だろうけど、桐生とみどり両市がコミュニケーションをとれない環境が心配です」。桐生厚生総合病院負担金問題を俯瞰した言葉は前院長、丸田栄さんのもの。「ここは両市が支え合って初めて成り立つ病院ですから」と雑談の延長で続けた柔らかな声は、確かに問題の本質を指していた▼同病院に対する両市の2016年度負担金で、算定方法をめぐる見解の違いから生じた不足金332万円。解決を図る会合では、17年度中に両市が責任をもって支払うこととどちらがどのように支払うか示した合意書を10月までに交わすことが決まった▼両市は互いが納得できる着地点を約半年間で模索するが、現在も332万円の支払い元について互いの主張は平行線。調整は難航するだろう。退職を翌日に控えた丸田さんは「背中合わせにならず手を取りあって協力を。病院だけでなく、今後の両市の関係にもかかわる」と残した▼この問題が前向きな決着をみるかどうかは合併に代わる新たな関係構築に向けた両市の試金石。だからこそ、調整のテーブルに着くときは視線をそらさず向き合って、最後は互いの手を握れますよう。丸田さんの言葉を反芻して願うのだ。(