今日の記事: 2017年4月5日

イズミ死ぬ、アジアゾウの雌で国内最高齢

 地域住民はじめ、多くの来園者に愛された桐生が岡動物園(桐生市宮本町)のアジアゾウ「イズミ」が4日夕に死んだ。国内のアジアゾウの雌では最高齢の61歳11カ月で、飼育年数は同園最長の53年。長きにわたって親しんできたイズミの死を知り、来園者たちはそれぞれの思い出を話しながら両手を合わせた。

古希記念、手作り歌集と2人展 菱一の二渡静江さん

 桐生市菱町一丁目に住む二渡静江さんが、古希を記念した手づくりの歌集「旅のはじまり」を完成させた。手書き、和とじの一冊は、1年がかりの労作。15歳のときに出合った石川啄木の短歌をきっかけに始まった長い旅の、これが一つの節目となる。7日から9日まで梅田ふるさとセンターで、水墨画の磯すみ子さん=みどり市東町=と「花輪の山猿二人展」を開催し、これまで支えてくれた家族や仲間への感謝を伝える。

ファインプレー

 どこかで見た顔だなあ。懸命に記憶をたどるも、あと一歩で出てこない。桐生市役所で3日に行われた新規採用職員の辞令交付式。「金丸稔」。「はい」。名前を呼ばれた青年が、笑顔で返事をした瞬間、はっきりと思い出した▼ボールをつかんだグラブを突き上げ、雄たけびを上げて何度もジャンプしながら、仲間が待つ場所まで笑顔で駆けてくる。5年前。夏の甲子園をかけた高校野球県大会で4強入りし、旋風を起こした桐生南高校のヒーローの姿だった▼前橋工を破って臨んだ樹徳戦。1点リードの延長十一回裏2死一塁、快音とともに大飛球が外野を襲う。樹徳の同点打、逆転サヨナラか―。そう思った瞬間、懸命に背走するレフト金丸が飛びつき好捕。一世一代のファインプレーで危機を救った▼清流中出身の168センチ70キロ。本職はセカンド。地元出身の小柄な選手たちが、強豪校を次々と破る快進撃。その立役者の一人として当時の桐生を沸かせた▼「あの金丸君かい」「はい、元桐南野球部です」。ユニホーム姿から真新しいスーツ姿になったものの、人懐っこい笑顔は変わらない。桐生消防署配属。今度は消防職員として、市民を守る“ファインプレー”を頼みますよ。(