今日の記事: 2017年4月10日

「お茶くみは女性」3割、根強い性別役割分担意識

 桐生市は10日までに、市内事業所を対象に実施した男女共同参画についての実態調査結果を公表した。「お茶くみなど業務外の仕事は女性の担当か」「中心的仕事は男性、補助的仕事は女性との習慣があるか」との問いに、その傾向が「強い」「ある」との回答が3割超に上った。女性が働きやすい環境整備へ制度化が進む一方、性別の役割分担意識が根強い現状が浮き彫りとなった。

大矢選手、代表デビュー なでしこジャパン

 サッカー女子、大矢選手が代表デビュー―。みどり市笠懸町出身で、愛媛FCレディース(なでしこリーグ2部)のフォワード大矢歩(おおや・あゆみ)選手(22)が9日、熊本市のえがお健康スタジアムで行われた国際親善試合キリンチャレンジカップで日本代表(なでしこジャパン)として後半38分から出場した。短時間ながら左サイドの攻撃的ポジションで躍動し、シュートも放つなど積極的なプレーを見せた。試合は日本代表がコスタリカ代表に3―0で快勝した。

伝わるぬくもり

 繊維産業は衰退産業だと、一般的にはみられている。分類上は軽工業で、発展途上国が工業化し始めたとき、主要産業となるのがよくあるパターンで、途上国から大量の繊維製品が輸入され、海外高級ブランドさえも生産地に中国などを活用している現状をみると、厳しいのには違いない▼だが、考え方次第で、道はまだまだあるのだと、こいのぼりの捺染(なっせん)で知られる桐生市境野町の染め工場、平賢の新しい取り組みをみて実感している。本業の技術を生かした桐生らしいものづくりで地域を発信したいと、入社丸10年の小山哲平さん(33)が手拭いの生産を始め、消費者に届けはじめた▼地場の繊維産地を回っていて、「これは作っていないな」という物の一つが手拭いだった。正確には、決して作っていないのではなく、本格的に小売りするところがなかった。手拭いメーカーとなった同社は、商品名も直球で「桐生手拭い」にした▼若者にも好まれるだろう高感度のデザイン。柄に「KIRYU」の文字をさりげなく入れ込むなど、地域を発信したい思いを形にした。手染めで丁寧に仕上げられている背景を知ると、作り手のぬくもりが布から伝わってくるようだ。(