今日の記事: 2017年4月22日

人気上昇「くろほの雫」、生産販売体制を組織化へ

 桐生市黒保根町の稲作農家有志がつくるブランド米「くろほの雫(しずく)」の人気が高まってきた。2015年秋に商標出願して2年目を迎えた昨秋収穫分が早くも完売。売りたくても売る米がない状態だ。農家らで生産組合を設立しており、組織化と販売増を目標にしていく。

りんたろうさんに青少年援護賞、太田ベンチャークラブから

 太田市の女性奉仕団体・太田ベンチャークラブ(塚越弘子会長)は21日、自閉症でCGアートの創作活動に取り組んでいるりんたろうさん(21)=桐生市新宿三丁目=に「青少年援護賞」を贈った。

めぐりめぐる

 イズミが死んだ。小さいころから「岡公園のイズミちゃん」は当たり前の存在で、死ぬ前日に元気な姿を見ていたから不思議な感覚だった。やがて桐生が岡動物園にゾウがいないのが当たり前になって、いつかイズミを見たことがない人ばかりになる。やっぱり不思議▼だけど感情を抜きにすれば、何事もそういうものである。この目は戦争を知らなくて、高度経済成長や東京五輪の熱狂、人があふれて活気づいた“古き良き桐生のまち”を経験していない。その代わりに戦後の平和な時代を、一瞬で遠くとつながる技術のある世の中を生きている。多くの人たちが身近な自然環境に心を向ける今を知っている▼どの時代に生まれて、どんな経験をしたら、より幸せなのかしら。今しか知らない身ではわからなくて、それは誰もが同じこと。生まれる時代も場所も選ぶことができないまま、偶然の出会いと取り巻く出来事、変化を受け止めて生きる。ときに抗って、受け損なっても進む。ただそれだけ▼そんなふうにつらつら考えて、改めてイズミと同じ時代に生きて、死を経験した偶然に感謝する。彼女にまつわる歴史や物語、人々が抱える思いをひっそり胸に刻んでおこうと思ったのだ。(