今日の記事: 2017年5月16日

「産後うつ」予防に健診、桐生市が県内初、母乳育児外来助成も

 出産後の母親約10人に1人が経験するとされる「産後うつ」予防や、育児への不安軽減を図り桐生市は6月から、「産婦健康診査」と「母乳外来助成」の2事業を開始する。市によるといずれも県内市町村で初めて。産後2週目の母子の健康状態などを産科医が確認する産婦健診は、母親の疲労や不安を早期発見して支援に結び付ける取り組み。妊娠期から子育て期までの切れ目ない相談支援態勢の強化を図る。

笠南中3年、「WITH ALS」代表の武藤将胤さんとプロジェクト

 3年半前に難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症後も、学生時代からの「社会を明るくするアイデアを形にして世界に発信する」活動を続ける武藤将胤さん(30)=東京都港区=とのプロジェクトが、みどり市立笠懸南中学校(桑原博志校長)でスタートした。3年生153人が美術と総合的学習の時間を使って取り組む「ライフデザイン」で、コミュニケーションロボット「オリヒメ」を使って東京の武藤さんとやりとりしながら、7月13日に課題解決アイデアの発表会を開く計画だ。

ハコの中には

 3時間56分という長い映画をシネマテークたかさきで見た。台湾のエドワード・ヤン監督の「●嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」。映画史上に残る傑作と評価されながら、権利の関係で日本では初上映以来25年間DVD化もされず、見る機会がほとんどなかった「幻の傑作」である▼が、人に誘われて見に行ったため、事前に知っていたのはそれくらい。内容をほとんど知らないまま映画館に足を踏み入れてしまった。この監督の作品を見たのは1作品のみ。肌に合った記憶が残るが、体力も気力も衰えを感じる今日、4時間も座って見ていられるか不安だった▼冒頭、説明的描写はなく、登場人物の関係性も、時代背景も分からない。主人公以外の顔も名前も判別できない状況で、物語の中に放り込まれたものの、緊迫感ある画面から目を離すことができず、飽きることなく結末へと連れていかれた▼それでも映画館でなかったらこの長旅は乗り切れなかっただろう。3月に市民文化会館で行われた映画「シン・ゴジラ」上映会で職員が「古きよき映画館の空気があった」と話していた。時にマナーの悪い客がいて、嫌な気持ちになることもあるが、映画館でしか生まれないものはあるのだ。(

※記事中の●は、牛へんに「古」

民意とはなんだろう

 昨年から今年にかけて、いくつかの国で大統領選が行われた。結果についてはすでに知るところだが、おもしろいのはその選び方、選挙方法である。1人1票という多数決の原則に変わりはないのだが、一口に多数決といっても、国によってさまざまな仕掛けが施されている。