今日の記事: 2017年5月24日

「コーヒーは自分と社会をつなぐ扉」、15歳焙煎士、発進のとき

岩野さんと焙煎機

 桐生市小曽根町の岩野響さん(15)が自家焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を販売する「HORIZON LABOホライズンラボ)」。インターネット情報サイトで紹介されて人気に火がつき、5月の大型連休には全国からコーヒー豆を求める人が殺到した。来店した人々とのかかわりを通し、これまで目指してきた「思いを託すための“最高の焙煎”」と同時に「お客さんの飲みやすさも追求したいと思うようになった」と興味を深め、6月の営業(1~7日)に向けて準備を進める。

岩宿遺跡に広がり、隣接地からも石器発掘

 「日本文化の起源が旧石器時代にさかのぼることを初めて立証した遺跡」として昭和54(1979)年、国の史跡に指定された岩宿遺跡。みどり市笠懸町の稲荷山と琴平山のほぼ全体、約18・7ヘクタールが指定範囲だが、隣接地の発掘調査で旧石器時代の石器が出土、遺跡の広がりが明らかになった。相澤忠洋さんが発見し、明治大学や東北大学が調査したB地点に近い元染物工場跡の約160平方メートル(F地点)で、みどり市教委では保存に向けて検討。国の史跡に追加指定される可能性もある。

5月のムクドリ

 桐生のまちなかを歩いていると、どこからか鳥のひなたちの鳴き声。見上げる電線には1羽のムクドリ。その鳥がひょいと飛び立つと、数㍍先のビルの壁面に開いた小さな穴に、羽をたたんで入っていった。とたんに鳴き声のボリュームが上がった▼エアコンの通気口だろうか。中の空間におそらく巣があり、ムクドリのひなたちがえさを待っているのだろう。数十秒もすると親鳥が顔をのぞかせ、羽を広げて空に消えた。さらに眺めていると、2、3分で再び親鳥が飛来。くちばしに虫をくわえたまま、穴の中に姿を消した▼どこでどんな虫をとっているのか気になったが、それよりも、さっき飛び立った鳥といま穴に入っていった鳥は同じなのかと、気になった。手持ちのカメラで飛び立つ直前の成鳥の顔を繰り返し撮影し、比べてみると、くちばしの先の色や顔の模様が少しだけ違う。つがいでひなを育てているのだと、合点がいった▼大群を形成して騒がしい鳥の印象だが、日本野鳥の会の「日本の野鳥」によると春の繁殖前期には分散するという。けなげな子育ての姿を見れば、励ましたくもなる。小鳥たちにとって、えさの豊富な今ごろが繁殖のシーズン。生態の観察にもいい季節だ。(