今日の記事: 2017年8月21日

ナノ粉砕で新たな可能性、次世代素材に応用へ

 物質をナノ(10億分の1)レベルの細かさに粉砕する特許技術を持つ桐生市内の企業が、新たな可能性に挑んでいる。材料を粉砕して樹脂に混ぜることでさまざまな機能を持たせることができ、セルロースナノファイバー(CNF)やカーボンナノチューブ(CNT)といった先端素材の粉砕と混合方法の研究も進めている。医療や食品分野への進出も見据える。

八木節のルーツを探れ、初代源太の口説きに聴き入る

 八木節のルーツを探るレコード聴き比べの会が19日、「桐生の八木節展」を開催中の桐生歴史文化資料館(本町二丁目)で開かれた。大正時代の初代堀込源太初期のレコードや、桐生祇園、桐生音頭のレコードが手回し蓄音機で再生され、集まった人たちは神妙に聴き入っていた。

ベトナムの旅

 ベトナムを旅した。日本列島から九州を除いたほどの面積に世界12位の人口9000万人を擁し、桐生も含め多くの日本企業がビジネス拠点を構える新興著しい国だ▼北部のハノイと南部のホーチミンの両市を訪れたが、やはり目につくのはおびただしい数のバイク。川の流れのように押し寄せるバイクは3人乗り4人乗りが当たり前。露店ごと背負って走るバイクもいる▼アジアの大都市はどこも似ているが、とにかくクラクションの音がすごい。当地のバイクの7割がホンダ製で、そのホーンの大半がミツバ製だ。国中に充満しているあのけたたましい音も、そう考えると親しみがわく▼圧倒的な交通量なのに、なぜか衝突しない。その理由をミツバ現地法人の近藤社長が教えてくれた。いわく、当地の交通は「あうんの呼吸」と「鼻先ルール」で成り立っている。バイクでも車でも歩行者でも、一瞬でも早く鼻先をかけたほうが優先。バイクと車で激流の道路を徒歩で横切る“命がけ”の体験をしたが、なぜか渡れた▼稲作文化や村落共同体を基盤とし、素朴で寛容、融通無碍な民草が、超大国の横暴に抵抗し撃退した悲痛な歴史も秘めている。アジアの深さを改めて感じた旅だった.