今日の記事: 2017年8月31日

天候不順、商戦を直撃 夏総決算

 気象庁の梅雨明け宣言が出た後から、梅雨本番が到来したような雨続きだった今年の夏。天候不順は夏物商戦を直撃し、野菜など農作物の出来や価格にも影響を及ぼした。一方、暑すぎない気候も奏功してか、遊園地は大きく売り上げを伸ばした。

国会図書館とつながります 桐生市立図書館

 国立国会図書館(東京都千代田区永田町)がデジタル化し、インターネットで公開されていない資料約142万点が、桐生市立図書館で閲覧できるようになる。古典籍や絶版、商業出版されていない雑誌、郷土資料、博士論文など入手困難な資料がデジタルコレクションから提供される。全国834館(8月1日現在)の公立図書館、大学図書館などが参加するデジタル化資料送信サービスに、桐生も加わったもので、9月1日から利用できる。

決して忘れない

 20年前の話である。フィンランドからドイツへ向かう航空機内で隣り合わせに座ったのがベテラン添乗員Hさんだった▼せり帽風のキャップを愛用し、笑うと治療中の前歯が一本なくて、あの旅をずっと包んでくれていた安心の風の出どころは、たぶんこの人であったと思うのだ▼そのHさんが、機内放送で機長が何事か語り始めると、手元の用紙にペンを走らせ、放送が終了するのとほぼ同時に席を立ってどこかへ行った▼聞きなれたHさんの声が機内に流れたのはそれから1、2分後のことだ。機長のあいさつを日本人旅行者のために翻訳してくれたのである▼その日本語は直訳ではなくて、流れるようにきれいなことばになっていた。席に戻ってきたHさんによれば、事情を話したら「ぜひやってくれ」と、申し出はむしろ歓迎されたという▼Hさんが、国政の重鎮が外遊の際に必ず指名してくるほどの実力者であることは後で知った。あのカッコよさに出会えたことはいまも、旅の感動と分かち難いままだ▼北海道の新千歳空港で離陸が遅れた航空機内で歌手の松山千春さんが「大空と大地の中で」を歌って乗客を喜ばせたそうである▼この日の歌声を人々は決して忘れないだろう。(