今月の記事: 2017年8月

終わりは始まり

 夏休みの終わりとともに、梅雨時のような雲が晴れ、夏の日差しが戻ってきた。夜になると、虫の音などから秋の気配を感じるが、昼の太陽のもとでは、まだ夏真っ盛りだ▼暑い夏を象徴するイベントの一つ、夏の甲子園は花咲徳栄(埼玉)の初優勝で幕を閉じた。関東地区で唯一、夏の全国制覇を成し遂げていなかった埼玉県。喜びもひとしおだろう▼桐生地区の高校は今年も残念ながら出場できなかったが、前橋育英(群馬)に所属する桐生出身の戸部、小池の両選手が活躍してくれたおかげで紙面もにぎわい、興味を持って甲子園を楽しむことができた▼それにしても前橋育英はこんなに強いチームだったろうか。県大会決勝で見た彼らよりも、テレビの画面越しではあるが、たくましさを感じ、かつての夏の取材で感じた、選手を成長させる甲子園という場の力を思い出した。猛暑や過密日程など選手への負担が大きく、改革が求められる夏の甲子園。それでも分散開催といった「聖地」を離れる決断は難しいと感じる▼週明けの28日には秋の県大会の組み合わせ抽選会が行われる。開幕は9月2日。夏に敗れた時から余韻に浸る間もなく、次のシーズンが始まっているのだ。(

周藤穂香さん、ボッチャ日本代表初選出

 パラリンピック正式種目「ボッチャ」プレーヤーで日本ボッチャ協会強化指定選手の周藤穂香さん(25)=桐生市東久方町=がこのほど、日本代表に初選出された。世界大会は10月にタイ・バンコクで開催される。周藤さんが目標に掲げる「東京パラリンピック出場」へ向けた大きな一歩で、初の国際大会でも臆することなく「結果を出したい」と意気込んでいる。

「じぶん史上、最高」目指して、2学期がスタート 桐生市

 桐生市立幼稚園、小・中学校で25日、2学期が始まった。夏休みにいろんな経験を積んで一回りたくましくなった子どもたちが元気に登校、運動会や学習発表会など大きな行事を控えた学期の始業式で気分を切り替えた。

暗がりでの期待

 夏らしくない夏は、ようやく青空を見せたとおもえば、容赦なく猛暑も連れてきた。熱中症への用心が必要のようだ▼7月下旬から8月上旬にかけて行われた足利夏まつり。その期間に合わせて何日か、足利市のまちなかにある旧足利東映プラザ劇場が特別公開された。昭和の映画館の雰囲気がそのまま残り、映像のまち構想を進める同市にとっては貴重な資産といえそう。公開日には市職員が同館に張り付いて、来館者を出迎えていた。もちろん私も足を踏み入れてみた▼私が最後に同館でみた作品は、スタジオジブリのアニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」。子どもを連れての鑑賞。同映画の公開は1994年ということなので、実に23年ぶりとなる計算だ。「懐かしい」という思いがこみあげてくるのだが、なにせ20年以上前で、実のところ、ディテールはあまり覚えていない。ただ、入場券売り場に視線を向け、、入り口のドアをくぐり、劇場内の座席に腰を下ろすとその感触に確かによみがえってくるものがあった▼子どものころ通った映画館はロビーなどもうす暗かったと思う。そのうす暗さがこれから見る映画への期待感を増幅させた。涼しくなったころ、またの公開を期待している。 (

フォスターの「故郷の人々」

 「スワニー河」は米国を代表する作曲家フォスターの「故郷の人々」の別名である。郷愁と哀歓に満ちた美しい調べはほとんどの日本人が知っているといっても過言ではないだろう。