今日の記事: 2017年9月21日

東三団地でけさ火事、焼け跡から遺体

 21日午前8時25分ごろ、桐生市東三丁目、11階建ての市営東三丁目団地1号棟(桐生川寄り)6階1室から出火したと119番通報があった。同室を全焼し、同9時38分ごろに鎮火した。焼け跡から1人の遺体が見つかった。この部屋に一人で住む無職岡野登志子さん(82)と連絡が取れなくなっており、桐生署は遺体は岡野さんとみて身元確認を急ぐとともに出火原因を調べている。

「でりしゃす」全店舗閉鎖、O157問題で

 群馬、埼玉両県などの総菜店「でりしゃす」で販売されたポテトサラダなどを食べた人が、相次いで腸管出血性大腸菌O157による食中毒を発生し、このうち東京都の女児(3)が死亡した問題を受け、運営会社のフレッシュコーポレーション(太田市新井町、竹下徹郎社長)は20日、でりしゃす全17店舗を閉店したと発表した。同社が経営する桐生市内のスーパー「アバンセ浜松町店」内の総菜コーナーとして設置されていたでりしゃすも売り場を閉鎖した。

遺族の無念

 「仝」という字をご存じだろうか。「同」の異体字で「どう」と読む。古文書では「以下同文」を示すという。その位牌(いはい)を見せていただくまで、恥ずかしながら知らなかった▼位牌とは、70年前の桐生市に大きな洪水被害をもたらしたカスリーン台風の犠牲者のものだ。二つの位牌を埋め尽くす母子5人の名前。「昭和二十二年九月十五日」と刻まれた命日の横に、以下同文を意味する「仝」の文字が整然と並んでいた▼14日付の本紙1面に掲載された、同台風被害を振り返る記事「救えなかった命の記憶」。みなさんにお伝えできなかった写真がある。紙面の都合で別写真が優先され、残念ながら掲載に至らなかった。それが「仝」が並んだ位牌の写真だった▼2011年3月の東日本大震災から100日後、福島県南相馬市から避難してきた被災家族が、避難先の桐生市内で行った葬儀を思い出した。津波で亡くした家族4人の遺影。生後間もない男児と母親、祖父母の写真が、祭壇前でそっと寄り添うように並んでいた▼カスリーン台風と東日本大震災。突然襲ってきた激流に自宅ごと流され、大切な家族を奪われた悲しみが重なる。「仝」の字に込められた遺族の無念を思う。(