今日の記事: 2017年10月3日

新わたらせ健診、受診率低調34・6%

 健康状態を確認し、生活習慣病予防を図る桐生市の特定健康診査「新わたらせ健診」の2016年度実施結果がまとまり、対象となる40~74歳の国保加入者2万4890人の受診率は34・6%(8621人)だった。「第2期特定健康診査等実施計画(13~17年)」で掲げた目標値60%から遠い受診率に、医師会公衆衛生担当の北川泰久医師は警鐘を鳴らし「まずは受診を。早期に異常を見つけ、生活習慣病を予防することが健康寿命延伸・将来の生活の質の維持につながる」と呼びかけている。

3校統合からもう10年、中央中で節目の記念式典

 桐生市立中央中学校(桐生市美原町、今泉周二校長、生徒数283人)で2日、創立10周年記念式典が行われた。西、南、昭和の3中学校が統合して2008年4月に開校した中央中も、すでに1087人の卒業生を送り出して開校10年。体育館で行われた式典では全員で校歌を歌い、節目のときを共有した。

衆院選雑観

 長いものに巻かれたほうが、人は何かと楽かもしれない。だが、批判的思考が弱体化することによって、全体主義が国を覆い、権力の暴走を許す。戦前の日本の風景だ▼国家権力は国民をだますことがある。歴史はそう教えているはずだ。だからこそ権力を批判するジャーナリズムは重要なのに、一部の政治勢力やそれに迎合したネットの世界では、現政権に批判的な言論を「反日」などと攻撃する言論が広がっている。こうした安直なレッテル張りの風潮を、社会学者の宮台真司氏は「感情の劣化」と呼ぶ▼北朝鮮という敵を設定し、敵から国民を守るという主張は、国家権力として当然だろうが、実態はどうか。米ニューヨークタイムズは「安倍氏は自分の都合のいいタイミングで解散総選挙を行うために北朝鮮というカードを利用している」との見方を伝えた。要は、野党の混迷と北朝鮮情勢に便乗した解散総選挙ということだ▼英デイリー・テレグラフは「あらゆる国の有権者は今、現状に失望しきって、たとえ深刻なリスクであっても、リスクを取って変化を起こそうとする機運が高まっている」と報じている。私たちの日本にも当てはまるのかどうか。22日の結果はいかに。(

それぞれの改憲論

 年明け早々に見たアニメーション映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)は、広島市で生まれ呉市に嫁いだすずを主人公に、彼女が過ごす戦時下の呉の日常を丹念に描き出した。米軍の空襲を受けながらも、生活の片隅にささやかな喜びや希望を見つけ出し、懸命に生きる登場人物の姿に、大きな刺激を受けたことを今も覚えている。