今日の記事: 2017年11月8日

「80代の親鸞」 重恩寺で来年1月に一般公開

 浄土真宗の宗祖親鸞聖人の祥月命日にあたり、遺徳をしのぶ「報恩講」が各寺院で勤められる。浄土真宗にとって最も大切な行事で、重恩寺(桐生市東二丁目、吉田正彰住職)では毎年11月5、6日に法要を営む。今年は6日に「80代の親鸞」と題した肖像画が披露された。同寺が所有する山口晃さん(桐生市藝術大使)の作品で、「厳しい中にも慈愛の深いまなざしが素晴らしい」と同寺。報恩講は門徒対象のため、来年1月に一般公開する予定だ。

「詩画公募展」入賞者決まる、富弘美術館

 富弘美術館とみどり市教育委員会が主催する第5回富弘美術館詩画の公募展「絵と言葉の共演―新しい詩画の世界―」の入賞者が7日に発表され、応募総数2997点の中から、一般の部の大賞には森田薫さん(52)=東京都=の「君の手」が輝き、みどり市小学生の部の大賞には清水昇さん(大間々南小学校6年)の「いのちのかがやき」が、中学生の部の大賞には山口凜さん(大間々中学校2年)の「タカラモノ」が選ばれた。

生誕100年

 いわさきちひろの絵は身近に自然にあった。お土産には絵本を欲しがったし、小学校教師をしていた母のものもあった。子どもの複雑な表情やしぐさに見入ったが、岩崎知弘その人についてはまったく無知だった▼あの色彩のにじみ重なりが特有の技法だと知ったのも、生誕100年記念展の記者発表会で。報道陣130人もが詰めかけたのは、東京と安曇野の両ちひろ美術館長をつとめる黒柳徹子さんが骨折後も“人寄せパンダ”を辞さなかったからだ▼「ちひろさんは子どもの味方」と徹子さん。やわらかな絵の裏に、体制側だった両親の庇護、最初の夫の自殺、戦火の下を逃げた体験、自立へのたたかいなど、非常な人生を経ての平和と美を希求する強い精神性が香り立つことを知った▼来年は東京と安曇野で展覧会が続く。ちひろが広島で被爆した子どもたちの作文に絵をつけた「わたしがちいさかったときに」と写真家石内都さんの「ひろしま」とのコラボレーションに期待大である▼東京ステーションギャラリーでの回顧展もイメージを刷新しよう。タイトルは「いわさきちひろ、絵描きです。」。夫となる松本善明との初対面で自己紹介した言葉だそうで、きりり自信に満ちて潔い。(