今日の記事: 2017年11月15日

18日に天満宮で鞴祭、10回記念に意気込む

 桐生市近隣のものづくりにかかわる若手経営者が白装束に身を包み、鍛冶(かじ)の技を披露する恒例行事「鞴祭(ふいごまつり)」が18日午後1時から、同市天神町一丁目の桐生天満宮で行われる。昔ながらの道具「鞴」でおこした火で鉄を鍛えて加工する同行事も今年で10回目。鮮やかな手さばきで節目を飾ろうと、若手経営者らは事前練習に励みつつ、大勢の市民の来場を呼び掛けている。

絵で伝える「町のたからもの」、締め切り迫る

 「絵で伝えよう! わたしの町のたからもの」絵画展が12月9、10日、桐生市本町二丁目の有鄰館煉瓦蔵で開催される。桐生ユネスコ協会(北川紘一郎会長)の創立70周年記念事業で、桐生タイムス社共催。桐生市内の小・中学生を対象に作品を募集している。

「鍋を囲んで」

 寒くなり、鍋物がおいしい季節になった。一家だんらんで鍋を囲むと会話も弾み、体も温まる。具材で海のなべ、山のなべなど味もいろいろ。汁に溶けだした栄養素もうま味も、たっぷりとれる▼取材で遺跡を見る機会がある。縄文時代の住居跡だ。家の真ん中には石で囲まれた炉があり、煮炊きの跡がある。こたつの上に置かれたこんろのように見え、「鍋だ!」と思ったのは単なる直感。だが鍋物は日本の料理で、ルーツは縄文時代にさかのぼるとも言われる。1万年以上も昔、われわれの祖先は土鍋のような趣の縄文土器で煮込んだ鍋を囲み、温かな幸せを感じていたのだろうか▼人類進化でいうと縄文人は現代人と同じく、4万年前にアフリカで生まれた現生人類で、骨格や脳の大きさはほぼ変わらない。電子機器を使いこなす現代人と同じ能力がすでに縄文人には備わっていた。縄文人の残した繊細な工芸品を見ると、今のわれわれも心打たれる▼大自然での日々の暮らしの中では全く必要がない、大量エネルギーを生み出す科学技術や138億年にわたる宇宙の歴史を研究する能力が、すでに4万年より前の人類進化の過程で与えられていたのかと思うと、つくづく不思議だ。(