今日の記事: 2017年12月21日

“まつり会館”に意欲、市長「歴まち計画認定後に検討」

 桐生市議会(森山享大議長、定数22)12月定例会は21日午前、本会議を開いて一般質問を行った。桐生祇園祭の鉾(ほこ)や屋台を展示して郷土芸能の八木節も紹介する複合施設「まつり会館」を新設してはどうかとの議員提案に対し、亀山豊文市長は「大変有益な事業」と答弁。「現在策定中の市歴史的風致維持向上計画に、鉾と屋台の伝承活用を盛り込んでいる。近々計画が認定されると思うので、その後に検討を始めたい」と意欲を示した。

「ココロリハビリジム」に縁で広がる“新空間”

 COCO―LO(ココロ、桐生市相生町二丁目)が運営する広沢町六丁目のココロリハビリジム2階のスタジオが、バースデープランナー長井可奈子さん(37)のデコレーションでクリスマスバージョンに仕上がった。同所で産後ヨガ教室を開くキッズバレイが、ココロのニーズと空間デコレーションのスキルを持った長井さんをマッチング。地域の縁が結ばれて出来上がった空間は今後、レンタルスペースとして活用の幅を広げたい考えだ。

命の授業

 医師になろうと思ったことは一度もない。縁遠い存在で、親しい人にもいなかった。だからこそ、楽しみにしていた。医師を目指す中高生向けの公開授業。未知なる世界をのぞかせてもらった▼樹徳中高一貫校の生徒約30人が受講した医療倫理講座。哲学者でもある同校の福田肇教諭が、哲学者仲間の塩谷賢さん、弁護士の小林玲子さん、音楽家の渡辺敏晴さんを招いて授業した▼治療がなく激痛に苦しむ終末期の患者に、「この状態を終わらせて」と懇願され、薬物投与で死なせてしまった研修医の事例。「患者を尊重する良い医師」「それでは殺人だ」「他の方法はなかったのか」などと生徒たちが議論する▼積極的に死をほう助する「安楽死」に対し、自然な死を迎えるまで生の質を上げる「尊厳死」。だが、両者に明確な定義があるわけではなく、医師が刑事責任を問われる事例も相次ぐ▼「想像してほしい。患者さんが、みなさんのお母さんだったら。医師の薬物投与で亡くなり、遺体で自宅に帰ってきたら…」「医師は単なる技術者じゃない」。熱いメッセージを送るゲストたちを、食い入るように見つめる生徒たち。受験勉強と違い、正解のない問題。有意義な授業だった。(