今月の記事: 2017年12月

残したい風景版画でいかが、カレンダー販売中

 桐生市境野町五丁目にある「INOJIN工芸倶楽部」(井上弘子さん主宰)で創作を楽しむ版画グループ「ノコギリ屋根版画会」が未来に残したい風景を版画にした「桐生わがまち風景賞版画カレンダー2018」が市内の書店など各所で販売されている。

氷の花咲く季節

 作業が一段落したきのうの昼近く、山あいに住むSさんからシャッターチャンスを予告するショートメッセージが届いた。「けさ『氷の花』少し出現。初氷も。次の冷え込み要注意」と▼きのうは冬型の気圧配置が強まり、朝の最低気温は氷点下0・2度と今季2番目の冷え込みとなったが、例年だともう少し先に見られる「氷の花」のことは頭に浮かばなかった。そこにSさんから連絡をもらい、うっかりしていたことに気づかされた次第である▼シモバシラソウなどシソ科の植物は、冷え込みの厳しい朝に茎の管を通じて土中の水分が上昇し、表皮を押し広げるようにして外側に向かって霜柱状に氷結することがある。見事に咲くには気温だけでなく、風が弱いか無風で、雨や雪が降っていないなどの条件がそろうことが必要。土壌が凍る真冬には見られない、自然が織りなす初冬の造形美である▼けさはさらに冷え込み、今季最低タイの氷点下1度。さっそくSさんに確認の連絡を入れたところ、「インスタ映えしませーん。改めて連絡します」とのこと。残念。気象庁によると、しばらくは強い寒気の影響で真冬並みの寒さが続くとか。今年はどんな花を咲かせるのだろう。(

星野さん見事、全日本中学生英語暗誦大会で連覇

 星野騎士(ないと)さん(四ツ葉学園3年)=みどり市大間々町高津戸=が、英会話学校ECCの全日本中学生英語暗誦(あんしょう)大会で連覇を果たした。昨年は中学2年の部で1位に輝き、副賞でオーストラリア旅行を体験した星野さん。中3の部に出場した今大会でも1位を獲得、自信をつけて「ハリウッドで活躍したい」との夢を描いている。

保険金詐欺の疑い、男女8人逮捕

 故意に交通事故を起こし、保険金をだまし取ったとして、県警交通指導課と桐生、太田両署は5日、詐欺の疑いで、桐生市宮本町四丁目、無職、古澤篤容疑者(32)ら男女8人を逮捕した。

袖振り合うも

 赤やオレンジ、青の帯がうねるように塗られた絵画。福島県南相馬市出身の坂内直美さんが故郷を描いた作品だ。桐生市の本町通り沿いにあるパンセギャラリーで行った個展は桐生えびす講とともに始まったので、通りからでも作品を目にした人は多いのではないか▼東日本大震災後、津波に襲われ、色を失った風景に色をつけたいと創作の動機を語った坂内さん。パレットでは混色せず、大胆なストロークで塗り上げた作品の色の強さはパンセギャラリーの白い壁面を飾った過去の作品の中でも一番の部類というが、取材で会った彼女は驚くほど穏やかな人だった▼今年の夏に里帰りした時に描いたというスケッチ風のドローイング作品もあわせて鑑賞し、この優しい笑顔の女性に故郷はどんなふうに映っているのか考え、今後も作品を見続けてみたいと思った▼桐生とは縁もゆかりもないという作者。企画者の福沢一郎記念館学芸員の伊藤佳之さんが伊勢崎市に住むつながりで、パンセギャラリーに声がかかり、実現したという▼知らない者同士が何かをきっかけにつながる。インターネットの世界では珍しくないかもしれないが、実社会で、その手伝いができたらうれしいと思う。(