今月の記事: 2017年12月

まわり道

 怖がりなくせに、寄り道が好きな子どもだった。通学路を大きく外れると怒られるからちょっとだけ脇道にそれてバラ園を眺め、田んぼのあぜ道を歩いてカラスノエンドウの実を鳴らして帰った▼故郷を離れ、一人暮らしを始めた大学時代は、知らない土地ということもあいまって、積極的に回り道を楽しんだ。ただし、やや方向音痴のため、現在地を見失うことも。スマホなんてなかった時代だから夏の暑い日、迷いに迷って熱中症になったのも今は笑い話だ▼桐生女子高校で、NPO法人DNAの指導によって行われた公開授業「未来の教室」。19歳の大学生から30代の社会人まで人生の先輩約60人が学校を訪れ、自分の経験談を語り、生徒の進路に対する思いを引き出した▼先輩の経歴は将来の目標がなかった人から受験に失敗した人、就職に苦戦した人、転職した人などさまざま。進路に関わる授業というと、夢をかなえた人の話を聞くことが多いが、人生は思わぬ道に入り込むことの方が多い。「道は1本ではない」ことを伝えるこの授業は、高校生や大学生に有効に思えた▼気ぜわしい年の瀬だが、来し方を思い返し、行く先を考える時間もつくりたいものである。(

社会で支えるという意識

 子ども食堂や学習支援といった取り組みが生まれている。

みどり市長選、須藤県議あすにも態度表明

 任期満了に伴うみどり市長選(来年4月8日告示、同15日投開票)に、同市選出県議の須藤昭男氏(57)=同市笠懸町阿左美、5期=が出馬する意向を固め、26日に同町鹿の新田みどり農協本所で後援会役員らに表明する見通しだ。

クリスマス、各地で楽しく

 桐生市中心商店街で25日、お笑いコンビ・ワンクッションや一般参加者がサンタクロース衣装でごみ拾いを行った。同コンビが主催し、冬休みに入った子どもたちなど約15人が参加。末広町通りや本町通りを歩き、空き缶などのごみを拾い集めた。

この1年

 風の強いクリスマスだ。サンタからはどんなプレゼントが届いたかな▼足利市で取材を始めてもう3年。そこそこの蓄積もできた。その中から今年1年分を取り出して振り返ってみたとき、一番印象的なできごとは「素通り禁止!足利」というシティプロモーションのキャッチコピーとロゴマークの誕生。発表されたのが1月中旬だから、もうすぐ1年となるが、これを見たとき、聞いたとき、「とてもいい!」と気持ちがたかぶった▼ピン・缶バッジや小冊子、シール、コースター、ポスター、卓上のぼり旗などなど、PR用のグッズが生み出され、民間ではポロシャツなどの作製、販売も行われ、好評だったと聞く。最近、UV加工してあるロゴマークシールが車の後部に貼られているのをたびたび見かけるようにもなった。取材でまちなかを回っていてもコピーとマークを目にしない日はない。これが、決して大げさでないところがすごい。市が拡散に力を入れているのはもちろんだが、受け取った側の市民も「気に入った」ということなのだと思う。足利市民の自分も缶バッジ、ピンバッジを愛用中だ▼来年、足利市のシティプロモーションがどう育っていくか、とても楽しみにしている。(