今月の記事: 2018年1月

本でまち盛り上げ「本の町きりゅう大作戦(仮)」発足

 本を通じたまちおこしを模索する桐生市民がこのほど、同市稲荷町の中央公民館に集まり「本の町きりゅう大作戦(仮)」を発足した。市内で本に関わる活動を行う人たちなどをつなげ、情報を集約し、本を好きになってもらう仕組みをつくるのが活動の趣旨。立ち上げメンバーは「本を愛していて、活動に興味があれば誰でも気軽に参加してほしい」と話している。

アニミズム

 黒保根体験イベントの取材で亀石の大しめ縄張りに連なった。巨岩信仰で古来から行われている神事かと思いきや、今年で24回目。以前は田沢川にこいのぼりを泳がせてみたが、気流の関係かうまくいかなかったというから面白い▼伝説はこうだ。昔むかし、上流の古谷というところに女亀がすんでいた。大きな魚が男亀からのプロポーズを伝えたところ相思相愛とわかる。嫁入りには鳥や獣たちも総出で、笛や太鼓の鳴り物入りでにぎやかに川下り。今も仲良く相対すると▼60メートルを超す長大な縄をなうところから始まって、みんなで手送りしたり引っ張ったり、渓谷での共同作業には清々しい達成感がある。近くの集会所に移動してはもちつきにバーベキューと楽しさ満載だった▼思い浮かんだのが婚活イベント。夫婦岩の間にしめ縄を張って縁結びするのだ。いつしか子亀も鎮座している地域にぴったりの健全なイベントではないか。東武鉄道のツアーもあり、いろんな出会いが仕掛けられよう▼近くの栗生神社は本殿を埋め尽くす彫刻が素晴らしく、御神木は樹齢1200年というアニミズム的パワースポットである。婚活、したことはないけれど、するならここをお勧めしたい。(

桐生市出身・門井慶喜さん「銀河鉄道の父」で直木賞

 第158回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、桐生市出身の門井慶喜(かどい・よしのぶ)さん(46)の「銀河鉄道の父」(講談社)が直木賞に選ばれた。芥川賞は石井遊佳さん(54)の「百年泥」(新潮11月号)と若竹千佐子さん(63)の「おらおらでひとりいぐも」(文芸冬号)の2作に決まった。

新里の中村耕一郎さん、新品種イチゴ「よつぼし」栽培に挑戦

 桐生市新里町のイチゴ農家・中村耕一郎さん(33)は今季、地域の仲間とともに新しい品種「よつぼし」の栽培に挑んでいる。親株のクローンを苗とする従来品種と違い、種子から苗をつくるという新品種で、手掛ける農家は県内でまだ数軒程度。試行錯誤しながら育てた苗は大きく育ち、実も色づき始め、収穫の季節を迎えている。

願わくばゼロ

 桐生警察署管内(桐生、みどり両市)の交通死亡事故のない日が、発生から24時間以内の統計上ではおとといで連続4カ月になった。昨年9月14日に桐生市新宿の市道で横断中の高齢者が死亡した事故から仕切り直しての、一つの節目の記録である▼この事故が発生するまでは、管内の高齢者(65歳以上)の交通死亡事故ゼロが連続1000日を超え、丸3年まであと3カ月に迫っていただけに残念でならない▼ただ、みどり市内に限ってみると、おととし12月12日に大間々町上神梅の国道で発生した事故以来なく、きのうで連続400日になった。また高齢者だけでみると、同市内では2014年12月5日に大間々町桐原の県道で発生した事故以来なく、きのうで連続1138日(3年と42日)になった▼県内や全国では高齢者の死亡事故が全体の半数以上を占めているのに対し、管内の高齢者の死者は3年余りで1人というのは奇跡的なことであり、このことが全体の死亡事故の減少につながっているのは言うまでもない▼実際、管内の昨年の交通事故死者は3年連続で統計史上最少タイの2人にとどまった。今年はそれ以下に、願わくばゼロであってほしいものである。(