「50%に届くか」 どうなる投票率

 21日の投票日まであと2日となった参院選。自民党優勢が伝えられる中、気になるのが投票率の行方だ。昨年12月の衆院選や、直近の6月の東京都議選と記録的な低投票率が続いていることから、今回の参院選についても「50%を割り込むのは必至」といった予想も出ている。群馬選挙区(改選数1)の各陣営も、50%を維持できるかどうかとの見方が支配的だ。

 参院選群馬選挙区の投票率は、6年前の2007年が54・6%、前回の10年が58・55%と、近年は50%台後半で推移。自民・公明両党が政権復帰した昨年12月の衆院選は県全体で57・33%で、民主党に政権交代した09年の69・06%より約12ポイントも下落した。

 今回の参院選の期日前投票をみると、5日から17日までの13日間に投票を済ませたのは県全体で10万6262人で、3年前の前回同日比で6・3%と微増。だが、5日は前回の初日に比べ49%増だったのが、日を追うごとに低落傾向が著しい。

 群馬選挙区で4選をめざす自民現職の山本一太陣営は「希望的観測も含めて51〜52%」(須藤昭男県連幹事長)と予想。低投票率の場合、組織力をもつ政党に有利とされるが、「われわれは投票率が上がるほど有利だと思っており、あらゆる努力をしている」と、追い風を意識しつつも気を引き締める。

 無党派層に最も期待するのが民主党新人の加賀谷富士子陣営だが、「アベノミクスやTPP(環太平洋連携協定)の是非など争点はあるのに、選挙への関心は低い。前回の参院選、昨年の衆院選より投票率は下がるだろう」(選対幹部)と、やはり50%を維持できるかどうかとの予想だ。

 共産党新人の店橋世津子陣営も「50%いくかどうか」(選対幹部)。都議選では議席を伸ばすなど躍進したが、加賀谷陣営と主張が重なる面もあり「県内では反自民の受け皿になり切れていない」と自覚。「あと2日でどこまで主張を浸透できるかだ」と話す。

 今回から「ネット選挙」が解禁されたが、「反応は少なく、投票率への影響は限定的では」(加賀谷陣営)との声の一方、「情報量が増えたのは大きい」(店橋陣営)と期待する声もあり、評価は分かれるところだ。

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