みどり市議会、海老根氏を除名へ

 みどり市議会の海老根篤市議(天蘭会)に対する通算5度目の懲罰動議を審査している懲罰特別委員会(武井俊一委員長、8委員)は26日午前、実質4回目の会議を開き、同市議に除名の懲罰を科すべきと決めた。あす27日午後にも急きょ本会議を開き、正式な採決を行う見通しで、在職議員の3分の2(同市議会では14人)以上が出席してその4分の3(同11人)以上が同意すれば、同市議は失職となる。

 この日の特別委では、審議の締めくくりとして全委員が意見を表明。海老根市議について、「弁明を聞いても反省がなく、これまでに戒告、陳謝、出席停止の懲罰を受けても改めていない」(杉山英行委員)「都合の悪い法は守らず、陳謝しても本意でないとのことだった」(須永信雄委員)「法令順守の意識やその理解が薄い」(古田島和茂委員)と、独善的な言動を批判する声が相次いだ。

 また「本会議を遅刻したり議場での陳謝を本意でないとするなど本会議軽視」(深澤輝彦委員)「議会の秩序を乱す行動は目に余る」(高草木良江委員)「弁明や言動を比較衡量すると公職にふさわしくない」(今泉健司委員)「議会人としての立場やルールを考え違いしている」(阿左美守副委員長)「議員としての資質を疑う」(武井委員長)といった声も出た。

 採決の結果、委員7人全員の賛成で「除名の懲罰を科すべき」との結論にいたった。除名は極めて重大な処分のため、本会議では過半数よりハードルが高い特別多数議決が適用されるが、今回の懲罰動議の賛同者数から、可決・決定される公算が大きい。

 今回の懲罰動議は12日の本会議で14人の賛同を得て発議された。海老根市議は9日の一般質問で事実に基づかない発言をしたほか、配慮や品位を欠く言動を重ねて本会議を混乱させたとして、地方自治法や市議会会議規則に抵触する―としている。

 海老根市議は動議に対し「不当だ」と主張している。

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