群馬大、「社会実装研究センター」開設

 群馬大学(平塚浩士学長)は1日、同大桐生キャンパス(桐生市天神町一丁目)の研究・産学連携推進機構内に「次世代モビリティ社会実装研究センター」を設置した。自動運転や電気自動車(EV)といった次世代の乗り物について、産官学金で連携してハード・ソフト両面の技術開発や人材育成に取り組み、地域社会で実用化するための拠点とする。

 センターは教育研究部と技術開発部から成る。教育研究部では、次世代モビリティに関するプログラムや講座を組み、院生や社会人向けに開講する予定で、院生向けのカリキュラムは2018年度のスタートを目指す。

 技術開発部では、自動運転や特色あるEVの社会実装に向け、通信・運輸・保険・医療といった業界と自治体・大学が協力し、先端技術の種(シーズ)と社会の要望(ニーズ)を組み合わせ、新しいもの・仕組みの開発に乗り出す。

 センター長には同大学院理工学府の太田直哉教授が、副センター長には小木津武樹助教がそれぞれ就任。理工系にとどまらず医・教育・社会情報の各学部の教員も参加。産学官連携コーディネーターや知的財産コーディネーターなども名を連ねる。

 同大では、小木津助教らが桐生キャンパス周辺の公道で完全自律型自動運転の実証実験に取り組む。年末から年始にかけて走行実験を始める計画だ。また、次世代マイクロEVについての研究も進んでいる。

 同大学長特別補佐の板橋英之教授は「大学教員はそれぞれ突き詰めた技術を持っているが、それを統合する場がなかった。センターでこれらを突き合わせ、新しい価値の創出につなげたい」と話している。

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