シンクトゥギャザー、EVでレンタカー事業

 低速小型電動バスの「マユ(eCOM―8)」などユニークな電気自動車(EV)の製造販売を手掛けるシンクトゥギャザー(桐生市相生町五丁目、宗村正弘社長)が、来年4月からEVを使ったレンタカー事業に乗り出す。レンタル自転車のように、自社開発の2人乗り超小型EV「eCOM―mini」を観光地周遊の足に生かそうという試み。マユを使ったまちなか観光を展開している桐生再生の協力を得て、イタリア製の超小型EVを使った試行を12月半ばから始め、運用・車両両面の課題を探るという。

 高齢化社会や環境保全、観光事業の促進を目指し、シンクトゥギャザーでは電動スローモビリティーの製造販売に取り組んでいる。横掛け2人乗りのeCOM―miniも、そんなコンセプトで開発された。現在コスト削減に取り組んでおり、来春にも完成の見込みだ。

 同社ではこの車両を市販せず、レンタカー事業「eCOMレンタ」に活用し、フランチャイズ展開を図ることにした。

 「日本初の横掛け2人乗りのマイクロEVで、観光地をのんびり周遊してもらうのが狙い。レンタル自転車は多いが、体力のない人もいるはずで、ビジネスの余地はあると思う」と宗村さんは話す。

 契約を希望する事業者は、レンタカー登録に必要なレンタル事業者申請を済ませる。フランチャイズ加盟すると月額6万円でeCOM―miniが1台提供される。基本は4年間の継続契約で、期間中のメンテナンスは同社が請け負うという仕組み。

 eCOM―miniを導入することで、観光地のイメージアップや話題の創出、リピーターの増加といったメリットを見込む。まずはすでにeCOM―8を導入している市町村を中心に、呼び掛けを図るという。

今月半ばから試行

 4月の本格実施を前に、12月半ばから桐生再生の協力を受け、桐生市東久方町の四辻の齋嘉を拠点に、イタリア製の車両を使った試行を開始する。eCOM―miniと同じ横掛け2人乗りの小型EVを使い、最高時速19キロで伝建地区を中心にまちなかを周遊してもらう。料金は1時間1500円。

 時間は午前9時~午後3時で、土・日曜はシンクトゥギャザーの社員が桐生再生の事務所に詰める。実際の利用者の声に耳を傾け、課題やニーズを探り、本格実施に備える予定だ。

 問い合わせはシンクトゥギャザー(電0277・55・6830)または桐生再生(電0277・46・6916)まで。

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