「買場長屋」現在地で修理へ、看板設置し歴史的経緯説明

 桐生新町重要伝統的建造物群保存地区の伝統的建造物特定物件で、6月に火災に遭った買場長屋(桐生市本町一丁目)が、現在地で修理を進めることになった。27日には建物に緑色の覆いが掛かり、歴史的経緯を説いて修理中であることを示す看板が設置された。

 明治15(1882)年に開催された「七県聯合繭糸織物共進会」の会場となり、その後は「桐生物産売買所」としてにぎわった「買場」の長屋。通りの両側に並んだ長屋の一部が現存し、南側の一部は「買場ふれあい館」として、毎月第1土曜日に開催される「買場紗綾市」の拠点となっていた。

 火災から半年、文化庁や桐生市重伝建まちづくり課と、所有者の北川紘一郎さん(無鄰館館長)との度重なる協議の結果、「桐生市の大切な織物産業遺産を構成する物件のひとつ」であり、取り壊すことなく現地で修理することで合意した。

 今後は復元に向けた調査をし、計画を立てて修理を進めていく。経費は公的補助8割、所有者の自己負担が2割となる。

 看板は所有者と桐生市担当課の連名で「みなさまへ」と題して「歴史的に貴重な文化財として、現在修理計画が進められています」「買場紗綾市は修理中の間、別場所にて開催しています」などと書かれている。

買場紗綾市「初市」来月7日に齋嘉で

 第251回買場紗綾市は明けて1月7日、初市らしく新春お楽しみ抽選会、もちつき大会が行われ、津軽三味線・尺八や南京玉すだれ、ジャグリング、恒例の買場紗綾市音頭の踊りもあり、にぎやかに開催される。

 会場は東久方町の四辻の齋嘉。31の出店があり、繊維製品や雑貨、食品、菓子、生花、書籍などが並ぶ。また桐生市立商業高校ビジネス研究部の生徒たちが、東北被災地支援のための物品販売をする。

 竹とんぼチャレンジ、大人も子供もおもしろ科学ミニセミナーも開催する。問い合わせは実行委員長の森壽作さん(電0277・22・2001)へ。

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