「地元桐生で撮影を」、観光大使・篠原涼子さん熱望で実現

 桐生市出身の女優で同市観光大使の篠原涼子さんが、「ぜひ地元で撮影を」と熱望したことで桐生ロケが実現―。そんな桐生ゆかりのスペシャルドラマ「愛を乞うひと」があす11日午後9時から、日本テレビで放送される。後藤織物など市内各所でロケが行われ、市民にとって見慣れた風景が登場する。市観光交流課は「篠原さんの地元愛を感じながら多くの人に見てほしい」と呼びかけている。

篠原涼子さん

桐生市観光大使の任命証交付式で来桐した篠原涼子さん(2013年8月1日、桐生市市民文化会館で)

 虐待の記憶と数十年を経て再び向き合う母と娘の愛憎を描いた作家・下田治美さんの小説のテレビドラマ版。篠原さんが、幼少期に虐待を受けたヒロインと、虐待する母親の一人二役に初挑戦している。

 桐生市観光交流課によると、桐生ロケの打診がテレビ局側からあったのは昨年7月初旬。昭和30年代の再現が可能なロケ地を調査中に、篠原さんが「地元にいい場所がある」と後押しして桐生ロケが決まった。

 桐生市内での撮影は昨年7月下旬と同8月下旬の2回。後藤織物(桐生市東一丁目)の木造ノコギリ屋根工場前、元宿浄水場(同元宿町)の敷地内、同市立青年の家(同仲町一丁目)の体育館などで行われた。

 篠原さんにとっては同市観光大使に就任後初めての桐生ロケ。真剣勝負の撮影を終えた後は、篠原さんの表情も一転、撮影場所を訪れた多くの親戚や知人に囲まれて終始にこやかだったという。

 市観光交流課は「ドラマを通じて桐生の風景を全国に発信するいい機会。篠原さんの後押しに感謝したい。地元の人たちにも、映像に映える地元の魅力を再発見してもらえたらうれしい」と話している。

 放送は11日午後9時から同10時54分まで。篠原さんのほか、杉本哲太さん、上川隆也さん、木村多江さん、広瀬アリスさん、鈴木梨央さんらが出演する。

魅力発信に努めて

 篠原さんは2013年8月の桐生市観光大使就任時、「桐生のいいところを広めるため身を引き締めて芸能活動をする」と宣言。ノーギャラでモデルを務めた同市作製の観光イメージアップポスターが、全国的な話題となるなど桐生市の魅力発信に努めている。

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