川内中・北村光選手選出、都道府県対抗男子駅伝

 22日に広島市で開かれる「第22回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」(日本陸上競技連盟主催)の群馬県代表メンバーに、桐生市から川内中学校3年の北村光選手(15)が選ばれた。一昨年、昨年の大澤佑介選手(16)=広沢中―樹徳高=に続き、桐生市からの連続選出は初めて。群馬県のランキング順位は総合2位でトップも狙えることから、北村選手は、「チームの優勝に貢献したい」と抱負を語っている。

 都道府県対抗の同駅伝は1、4、5区を高校生、2、6区を中学生、3、7区を社会人と大学生が走る。平和記念公園前を発着点に、原爆ドームと宮島の厳島神社を結ぶ7区間48・0キロのコースでたすきをつなぐ。本県の主将は日清食品グループの戸田雅稀選手(23)が務める。

 北村選手は11月の選考会で富士見中の2選手とともに上位3人の中学生候補に選ばれた。ベストタイムのわずかな差から11日の主催者発表では補員となったが、14日に前橋市で開かれたトライアルレースで自己ベストを出し、富士見中の2人を抑え1位となった。

 区間エントリーは大会前日の21日に行われ、当日の午前9時ごろに最終オーダーが確定する。桐生市陸上競技協会役員の福井正一さん(48)は、「中学生エースの2区を走る力は十分にある」と太鼓判を押す。

 北村選手は兄の影響で中学の陸上部へ入部したことがきっかけで本格的に陸上を始めた。1年の冬には県の強化選手に選ばれ、練習会に参加して自主的に練習方法を学んだ。

 「練習をすればするほど記録が伸びることが陸上の魅力」と北村選手。父の健治さん(44)は、「そんなにするのかと驚くほど熱心に練習しており、陸上にかける思いが並外れている」と話す。

 顧問の鳥山将太・川内中教諭は、「人にやらされるのではなく、『こういう練習がしたい』と自発的に考えて取り組めるのが北村選手の強み」と話す。

 北村選手は、毎朝登校前に6㌔を走り、学校を終えた日没後も蛍光たすきをかけながら同じ距離を走る。「練習はとてもつらく、苦しいが、長距離は練習をすればするほど速くなる。タイムがよくなると本当に楽しい」と話していた。

 同大会では昨年、大澤選手が2区で区間賞を取ったが、桐生市からの出場は第12回大会の小池寛明選手(25)=新里中―佐野日大高―東洋大=以来だった。桐生陸協の福井さんは「群馬で1、2番になれないと出られないので桐生市からの出場はほとんどない。3年連続での輩出は、初めての快挙」と話していた。

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