「三本の矢」成果を 来月5日に研修発表会

 歴史的・伝統的建造物を自分たちの手で残していくために、大工や左官、建具などの職人、建築士、行政担当者らが集まって保存修理を実地で学んできた「桐生伝建修習の会」(池田和夫代表)が、研修発表会を開く。2月5日午後1時~同4時半、会場は有鄰館煉瓦蔵(桐生市本町二丁目)で、関心のある人の聴講を歓迎している。

 「伝統的建造物を公的補助金を利用して保存修理するには、技能者、技術者、技師は三本の矢、いずれが欠けても完遂できない」と池田代表。東日本大震災直後には桐生市本町一・二丁目地区内400軒の全戸調査をし、迅速で適切な修復工事の必要性を実感してきた。

 修習の会は「三本の矢」が協力し、桐生新町重要伝統的建造物群保存地区内の明治期創建の建物について調査し保存修理の仕方を考え、研修を進めてきた。伝統建築の技術の継承を図るとともに、桐生の家屋の特徴や街並み形成のされ方を知って、今後に生かすのが目的だ。

 「桐生の職人魂」を見せる発表会では、各班ごとに発表。続いて長岡造形大学卒業生の佐藤美佳さんが「(千葉県香取市)佐原の重伝建」について、同大名誉教授の木村勉さんが「修習の会が『伝統的建造物』に向かい合うために」と題して講演する。

 桐生新町と同時に重伝建に認定された栃木市からも関係者が来場する。入場無料。問い合わせは池田代表(電0277・47・0334)へ。

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